産経ニュースより
【政府が家畜の殺処分を指示している東京電力福島第1原発の半径20キロ圏に当たる警戒区域の畜産農家らが11日、東京都内で、殺処分せずに研究目的で肉牛の飼育を続ける「希望の牧場~ふくしま~プロジェクト」を進めると発表した。

 肉牛300頭余りを飼育する同県浪江町の「エム牧場」をモデル牧場とし、放射線の影響や除染などに関する研究を進める。複数の研究者が名乗りを上げており調整中という。

 エム牧場の吉沢正己牧場長は自治体の許可を得て警戒区域内に入り、牛の飼育を続けている。「出荷できないと分かった時は虚脱感に襲われたが『見殺しにしない』と決めた。(プロジェクトで)牛屋として希望の灯をともしたい」と話した。

 アルピニストの野口健さんも同席し「研究目的で家畜を生かし、希望を広げていくことが大切だ」と話した。】

 殺処分は、飼い主としては忍びないだろうし、放射能が、牛の健康にどのような障害を与えるのか、研究する価値も大きい。
しかし、肉牛300頭の飼育を続けるとなると、経費も相当かかるだろう。

善意のスポンサーが現れるか、東電や政府からの補助を受けられること期待したい。