神戸新聞ニュースより
『原発事故、国と東電の過失指摘も 犯罪学会世界大会』
【神戸・ポートアイランドで開かれた「国際犯罪学会第16回世界大会」(神戸新聞社など後援)で、東日本大震災と犯罪をテーマにしたシンポジウムが9日あり、被災地の治安状況などが報告された。福島第1原発事故について刑事責任の視点からの問題提起もあった。
東北大大学院の阿部恒之教授は、被災者が秩序正しく行動した様子を写真などで紹介。1~6月の東北6県の犯罪認知状況は昨年と比べおおむね減ったことも報告した。
一方で、大規模な避難を余儀なくされた福島県では侵入盗が41%増加した。窃盗を警戒したコンビニがベニヤ板を張ったり、デマが流れたりした実態もあり、阿部教授は「災害後の暮らしの安全を守る行動規範を考えていきたい」と述べた。
また、原発事故について英国・カーディフ大のマイケル・レビィ教授は「東京電力には組織としての過失がある。事故の確率は低くても、甚大な被害が出る場合、企業にどんな責任が科されるのか議論が必要」とした。
桐蔭横浜大の竹村典良教授は「国家と企業が犯した『環境犯罪』だ。刑事責任を問うのは難しいが、従来の概念でとらえてはいけない」と指摘。立命館大の松宮孝明教授は「刑事責任の追及より事故調査の徹底を図るべき」と提言した。】
竹村教授は「国家と企業が犯した『環境犯罪』だとしながら、刑事責任を問うのは難しいと仰られるが、検察、警察が厳正に捜査をし、司法が真っ当な法的判断を下せば、間違いなく?東電や、関係省庁の『刑事責任』を問えるのではないかと思うのだが。
そうはならない日本の情けない現状を、「刑事責任を問うのは難しい」と表現されたのか。
『原発事故、国と東電の過失指摘も 犯罪学会世界大会』
【神戸・ポートアイランドで開かれた「国際犯罪学会第16回世界大会」(神戸新聞社など後援)で、東日本大震災と犯罪をテーマにしたシンポジウムが9日あり、被災地の治安状況などが報告された。福島第1原発事故について刑事責任の視点からの問題提起もあった。
東北大大学院の阿部恒之教授は、被災者が秩序正しく行動した様子を写真などで紹介。1~6月の東北6県の犯罪認知状況は昨年と比べおおむね減ったことも報告した。
一方で、大規模な避難を余儀なくされた福島県では侵入盗が41%増加した。窃盗を警戒したコンビニがベニヤ板を張ったり、デマが流れたりした実態もあり、阿部教授は「災害後の暮らしの安全を守る行動規範を考えていきたい」と述べた。
また、原発事故について英国・カーディフ大のマイケル・レビィ教授は「東京電力には組織としての過失がある。事故の確率は低くても、甚大な被害が出る場合、企業にどんな責任が科されるのか議論が必要」とした。
桐蔭横浜大の竹村典良教授は「国家と企業が犯した『環境犯罪』だ。刑事責任を問うのは難しいが、従来の概念でとらえてはいけない」と指摘。立命館大の松宮孝明教授は「刑事責任の追及より事故調査の徹底を図るべき」と提言した。】
竹村教授は「国家と企業が犯した『環境犯罪』だとしながら、刑事責任を問うのは難しいと仰られるが、検察、警察が厳正に捜査をし、司法が真っ当な法的判断を下せば、間違いなく?東電や、関係省庁の『刑事責任』を問えるのではないかと思うのだが。
そうはならない日本の情けない現状を、「刑事責任を問うのは難しい」と表現されたのか。