河北新報より
【松本剛明外相が、東京電力福島第1原発事故をめぐる日本食品の海外向け風評被害対策に関し、これまで「日本で流通している食品は安全」と強調してきた主張を自粛するよう外務省内に指示したことが7日、分かった。

 放射性セシウムで汚染された牛肉が全国に流通したため。当面は再発防止策と「食の安全」に関する情報公開の徹底に力点を置く考えだ。
 日本産食品については当面、牛肉であるか否かを問わず安易に「安全」という表現は使わないようにする。】

 たった一つの原発のたった一度?の事故で、政府、外務省も、ついに「食の安全」の崩壊を正式に認めざるを得ない状況に追い込まれた。

 事ここに至っては、海外への放射能汚染食品の流出を食い止めることが急務となる。
万が一再び、放射能汚染食品が海外へ流出との事態になれば、日本の食品に対する信用は地に落ちることになる。

 政府には一日も早く、牛も豚も鶏も魚も、牛乳も卵も、米も小麦も、すべての食品への、放射能汚染を疑って掛かり、適正な検査の上で、放射能汚染食品を市場から隔離する政策を採っていただきたい。