MYNEWSJAPANより
 『東電お抱えの原発接待旅行参加の民主杉並区議団、8割パクリの「原発必要不可欠」視察報告書を作成』
【東京電力OBの安斉昭・東京都杉並区議ら、民主党の区議会議員5人(当時)が2008年5月、一部公金を使って青森県の原子力施設を2泊3日で視察し、視察報告書を作成。

 その報告書では「原発は必要不可欠」と結論づけ、本文のうち約8割が、東電・九電・中部電力や青森県の資料からのまる写しだったことが、筆者の取材でわかった。

 視察は東電が企画したもので、自己負担3万円を除く費用の大半を同社が負担。議員視察とは名ばかりの実質的な接待旅行で、東電による東電のための原発推進議員工作ツアーだった疑いが濃厚だ。電力会社による原発推進に向けた地方議会工作の実態をレポートする。

【Digest】
◇東電主催の2泊3日原発ツアー
◇「自己負担わずか3万円」も税金
◇「県」「県民」「県議会」って何県?
◇パクリ率8~9割の「視察報告書」
◇「取材にはノーコメント」安斉議員
◇電力総連パワーで「原発推進」地方議員増殖中

東京都杉並区の議員がなぜ青森県まで足を運んで原子力施設を視察したのか。いきさつについては、ある公文書の中で安斉区議が説明している。

〈…東京電力から施設見学のお誘いがあり、会派として(視察に)参加したものである〉(カッコ内は筆者注)

 安斉氏によれば、視察は東電からの誘いだった。公文書にはこんな経緯も書いてある。

 〈2泊3日の経費については、主催者である東京電力と協議を行い宿泊費や現地で要した交通費などを協議して負担したものである〉

 視察旅行の主催者は東京電力。つまり東電がカネを出したということだろう。そして双方の話し合いで一部を区議側で負担することにしたと安斉氏は書いている。

 では、議員が負担した経費とは具体的にいくらなのだろう。

 経費は基本的に東電が負担し、「協議」のうえで3万円を議員側で自己負担したという。安斉区議ら4人の区議はこれを政務調査費で支出した。旅行代理店から発行された3万円の領収書(上)と、東電から原発視察の誘いがあった旨、経緯を説明した

 政調費とは区政のために使うという名目で議員に支給される補助金で、杉並区の場合は月16万円、年間上限で192万円が出る。「第二の議員報酬」といった批判がかねてからあり、杉並区では石原伸晃衆議院議員らの政治資金パーティ券を政調費で買うなどの問題も起きている。


 それにしても、東京-青森2泊3日の視察で3万円というのは安すぎないか、と筆者はまず思った。羽田と青森空港、あるいは三沢空港を飛行機で往復するだけで5万円から6万円はかかる。常識的にみれば総経費はひとり10万円をくだらないはずだ。

 3万円とはタダ同然、事実上の東電による招待旅行だったのではないか――】

 東電による、地方議員の抱え込み?東電・原発応援団、短期養成合宿?
この議員さんたちは、いったい何のために議員になられたのか?
こんな低俗な?議員さん達に支払われる歳費こそ、事業仕分けしていただきたい。