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 【中国ブログ】『高速鉄道の事故、問題は起こるべくして起きた』
【  浙江省温州市で23日夜、停車中の高速鉄道列車に後続列車が追突、脱線して車両の一部が高架から転落する事故が発生した。さまざまなトラブルが続出し、ついには死傷者まで出す大事故を起こした中国高速鉄道に対し、中国のブログ「MAYAOCH・鉄牛」では、事故の背後には何があるのかを考察している。

「中国高速鉄道、温州で衝突事故(2011年)」に関する写真

  退職した元・高速鉄道技術者が「自分は高速鉄道に絶対に乗らない」と発言したことに対し、高速鉄道の専門家が「われわれの高速鉄道技術は成熟している。高速鉄道は絶対に安全」と反論していた。筆者は、今回の事故で東日本大震災で放射能漏れを起こした福島原発の安全問題を連想したと述べる。

  筆者は、「日本の福島原発での事故も今回の事故も、ともに予備電源が使用できなかったために起きている。ならばなぜ予備電源が使用できなかったのか?」と述べ、「絶対の安全などあるのか?」と馬さんは問いかける。

  筆者は、原発専門家も現在の原発技術は成熟していると主張してきたが、チェルノブイリの後に福島の事故が発生したと指摘し、

 「新聞では、高速鉄道はコンピュータによって自動制御されているオートメーション運行であるため、線路から数10キロメートル離れた地点においても異常があれば、列車は自動停止しシステムが適切な処置をとると報道してきたが、実際には大惨事となった」と論じた。

  「絶対の安全などない。経験だけでは分からない部分がある」と筆者は考えているようだ。技術の背後にあるもの、あるいはその技術自体の安全も保障することなどできないと指摘し、「単純に言えば問題は起こるべくして起こる」と論じた。

 さらに、人間は過ちを犯すもので、どれほど科学技術が発達しても事故は発生する。だからこそ、事前に考えられる限りの可能性を考慮し、それに備える必要があると論じ、「それを隠そうとするなどもってのほかだ」と批判した。】

 安全よりもスピードを優先し、安全を疎かにした結果だという指摘もある。
安全よりも、経費削減による利益確保に血道を上げた結果?引き起こされた原発事故、どちらの事故原因も、空虚な安全神話によるところが大きい。

 中国の高速鉄道では、事故車両を解体して土中に埋めて事故原因をウヤムヤにしたまま、すぐにも運転を再開するようだ。

 それを見て、日本のマスコミは、中国の安全軽視、隠蔽体質を責めるが、
日本だって福島の原発事故ではたくさんの事実を隠蔽し?事故原因はウヤムヤのまま、適切で科学的な安全確認を行わないまま、日本中の原発の運転を続け、拙速に停止中の原発の再稼動を求めているではないか。

 日本のマスコミの方々は、『人の振り見て我が身を直せ』 という言葉をご存知ないのだろうか。