九州電力HPより
【平成22年12月10日
九州電力株式会社
玄海原子力発電所3号機1次冷却材中のよう素濃度の上昇について(続報)
及び第13回定期検査の開始について
玄海原子力発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万キロワット)は、通常運転中の12月9日、1次冷却材中のよう素濃度がこれまでの測定値に比べ若干上昇したことから、運転継続に支障はないものの、監視強化を行うこととしました。
(平成22年12月9日 お知らせ済み)
現在のよう素濃度は、運転上の制限値を十分下回っており、発電所の安全性に影響はありませんが、よう素濃度が上昇傾向にあることから、12月下旬から予定している第13回定期検査を前倒しして実施し、燃料集合体の調査を行うこととしました。
今後、準備でき次第、発電を停止し定期検査に入ります。停止期間は約4ヶ月の予定です。
なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。
(参考)
○1次冷却材中のよう素濃度
・12月8日迄の測定値 : 0.15Bq/cm3程度
・12月9日の測定値 : 0.30Bq/cm3
・12月10日の測定値 : 0.59Bq/cm3
(よう素濃度の制限値 :63,000Bq/cm3)
注)Bq(ベクレル):放射能の強さを表す単位 以上
添付ファイル (参考)玄海3号機 第13回定期検査の概要 (192KB)
(参照)玄海3号機よう素濃度監視状況 】
佐賀新聞より
【玄海原発3号機、手動停止へ 放射性物質指標上昇続く 2010・12・10
九州電力は10日、国内初のプルサーマルを実施している玄海原子力発電所3号機(東松浦郡玄海町)で、燃料棒の健全性を示す冷却水中のヨウ素濃度の上昇が続いているため、原子炉を手動停止すると発表した。
ヨウ素濃度の上昇値は「安全上問題ない」としているが、国内初のプルサーマルを実施しているため「社会的関心が高い」と判断。11日未明にも発電を止め、12月下旬に予定していた定期検査を約2週間前倒して燃料などを検査する。
ヨウ素は燃料棒内部に発生するガスに含まれ、燃料棒に穴があくと冷却水中に漏れる。濃度上昇の原因について九電は「燃料棒に微小な穴があいている可能性がある」とし、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を含む全193体を検査する。
ヨウ素濃度は9日、冷却水1立方センチ当たり0・30ベクレルになり、通常値0・15ベクレルの2倍を示したため監視を強化していた。10日にはさらに2倍の0・59ベクレルとなり、上昇傾向を確認した。
国が定める制限値は6万3千ベクレルで、10日の測定値は10万分の1。九電は「運転上の制限値を下回っており安全性に影響はない」とする。
発電停止は11日未明になる見込み。全燃料の検査は7~10日ほどかかるという。今回の定期検査では、新たにMOX燃料20体を装てんする予定だが、九電は「現時点で方針に変更はない」としている。
玄海原発では、燃料棒に小さな穴があく事案が過去7回発生。2005年に発生した2号機では、通常値0・6ベクレルに対し3・4ベクレルまで上昇したため、定期検査を1週間前倒しして原子炉を止めている。
3号機の燃料1体は、燃料棒264本を束ねている。燃料棒は筒状で、直径9・5ミリ、長さ3・85メートル。内部に燃料のウランなどを焼き固めた小さな粒が並んでいる。ジルコニウムや鉄などの合金製。現在は国内2社で製造した厚さ0・57ミリと0・64ミリの2種類が装てんされている。】
原発は、こうやって小さな事故を繰り返し起こし、その多くは隠蔽?されてきた。
そして、福島で大事故を引き起こし、今も人類史上類をみない長期間の放射能汚染公害は収束していない。
にも関わらず、政界、財界、官界は、電力不足のシナリオを書いて、原発の電気がなければ、日本の経済が駄目になるとの大合唱を続けている。
福島の放射能を4ヶ月経っても止められない未熟な技術で、原発が安全だと、どうして言えるのか?
原子力村の、自民党の、民主党の、財界の、経産官僚の、原子力安全教の、脳天気ぶりには呆れるばかりだ。
【平成22年12月10日
九州電力株式会社
玄海原子力発電所3号機1次冷却材中のよう素濃度の上昇について(続報)
及び第13回定期検査の開始について
玄海原子力発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万キロワット)は、通常運転中の12月9日、1次冷却材中のよう素濃度がこれまでの測定値に比べ若干上昇したことから、運転継続に支障はないものの、監視強化を行うこととしました。
(平成22年12月9日 お知らせ済み)
現在のよう素濃度は、運転上の制限値を十分下回っており、発電所の安全性に影響はありませんが、よう素濃度が上昇傾向にあることから、12月下旬から予定している第13回定期検査を前倒しして実施し、燃料集合体の調査を行うこととしました。
今後、準備でき次第、発電を停止し定期検査に入ります。停止期間は約4ヶ月の予定です。
なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。
(参考)
○1次冷却材中のよう素濃度
・12月8日迄の測定値 : 0.15Bq/cm3程度
・12月9日の測定値 : 0.30Bq/cm3
・12月10日の測定値 : 0.59Bq/cm3
(よう素濃度の制限値 :63,000Bq/cm3)
注)Bq(ベクレル):放射能の強さを表す単位 以上
添付ファイル (参考)玄海3号機 第13回定期検査の概要 (192KB)
(参照)玄海3号機よう素濃度監視状況 】
佐賀新聞より
【玄海原発3号機、手動停止へ 放射性物質指標上昇続く 2010・12・10
九州電力は10日、国内初のプルサーマルを実施している玄海原子力発電所3号機(東松浦郡玄海町)で、燃料棒の健全性を示す冷却水中のヨウ素濃度の上昇が続いているため、原子炉を手動停止すると発表した。
ヨウ素濃度の上昇値は「安全上問題ない」としているが、国内初のプルサーマルを実施しているため「社会的関心が高い」と判断。11日未明にも発電を止め、12月下旬に予定していた定期検査を約2週間前倒して燃料などを検査する。
ヨウ素は燃料棒内部に発生するガスに含まれ、燃料棒に穴があくと冷却水中に漏れる。濃度上昇の原因について九電は「燃料棒に微小な穴があいている可能性がある」とし、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を含む全193体を検査する。
ヨウ素濃度は9日、冷却水1立方センチ当たり0・30ベクレルになり、通常値0・15ベクレルの2倍を示したため監視を強化していた。10日にはさらに2倍の0・59ベクレルとなり、上昇傾向を確認した。
国が定める制限値は6万3千ベクレルで、10日の測定値は10万分の1。九電は「運転上の制限値を下回っており安全性に影響はない」とする。
発電停止は11日未明になる見込み。全燃料の検査は7~10日ほどかかるという。今回の定期検査では、新たにMOX燃料20体を装てんする予定だが、九電は「現時点で方針に変更はない」としている。
玄海原発では、燃料棒に小さな穴があく事案が過去7回発生。2005年に発生した2号機では、通常値0・6ベクレルに対し3・4ベクレルまで上昇したため、定期検査を1週間前倒しして原子炉を止めている。
3号機の燃料1体は、燃料棒264本を束ねている。燃料棒は筒状で、直径9・5ミリ、長さ3・85メートル。内部に燃料のウランなどを焼き固めた小さな粒が並んでいる。ジルコニウムや鉄などの合金製。現在は国内2社で製造した厚さ0・57ミリと0・64ミリの2種類が装てんされている。】
原発は、こうやって小さな事故を繰り返し起こし、その多くは隠蔽?されてきた。
そして、福島で大事故を引き起こし、今も人類史上類をみない長期間の放射能汚染公害は収束していない。
にも関わらず、政界、財界、官界は、電力不足のシナリオを書いて、原発の電気がなければ、日本の経済が駄目になるとの大合唱を続けている。
福島の放射能を4ヶ月経っても止められない未熟な技術で、原発が安全だと、どうして言えるのか?
原子力村の、自民党の、民主党の、財界の、経産官僚の、原子力安全教の、脳天気ぶりには呆れるばかりだ。