J-CAST ニュースより
【 2011年6月17日に稼働を始めた高濃度放射能汚染水の浄化システムだが、開始から5時間で停止した。放射性セシウム吸着装置が短時間で基準の放射線量に達したのだ。
 
 当初は1か月に1回の交換を想定していた装置だが、予想外の事態に陥った。運転再開後の22日、今度は除染能力が目標の20分の1程度しか達成しておらず、調査の結果、弁の開閉ミスで汚染水が装置に流れていなかったことが判明。その後もたびたび配管や弁の不具合が発生し、浄化後に原子炉に戻す「循環冷却」が順調に進むのか、不安が募る。

浄化システムは、日米仏4社が共同で組み上げた。日立製作所や東芝、仏アレバ社といった大手企業と共に、創業3年目の米キュリオン社の名が並ぶ。同社は核廃棄物処理を専門にしており、放射能に汚染された水から放射性物質を除去する「イオン特殊媒体」と呼ぶ独自の素材を有している。

東京電力の発表資料を見ると、吸着装置には3種類のゼオライトを「特殊媒体」として使い分けている。キュリオン社によると、福島第1原発では緊急冷却の際に海水を用いたため、同社の特殊な素材を使わないと吸着が難しいという。除去した放射性物質は最終的に固めてガラス化するというのも、同社独特の技術だ。

 キュリオン社が、放射性セシウムの吸着装置を東電に納品したと発表したのは、2011年6月2日。発表の中で、装置の完成まで5週間という異例の短期間だったと明かしていることから、4月下旬には東電から同社へ発注が完了していたと見られる。

 その直前の4月17日には東電が、事故収束への工程表を発表し、「ステップ1」として汚染水処理施設の設置を掲げていた。

だが、同じ浄化システムに参加した世界最大の原子力企業の仏アレバ社や、東芝などと比べると、ベンチャーのキュリオン社の採用は不透明感が否めない。

 レイモントCEOは「長い時間をかけて協議した」と話すが、待ったなしの状況で「藁にもすがる思い」だった東電が、「スリーマイル原発事故でも効果を上げた素材と技術」をアピールするキュリオン社の採用に走ったかもしれない。

キュリオン社のウェブサイトには、過去の実績は掲載されておらず、同社の技術力を解説する内容もない。何ともつかみどころのない印象だ。】

 アレバ社も相当に怪しい?が、こんな得体の知れない会社?に任せていて大丈夫だろうか?
はたして本当に高濃度放射能汚染水は浄化/されているのだろうか?
まさか、浄化されていることにしているだけって事はないとは思うが。

 何か怪しいお金の流れがあって、無理やりアレバ社とキュリオン社に受注させた?
例えば、巨額のバックマージンがどこかへ流れるとか?
いくらなんでも、こんな時に火事場泥棒のような真似はしないとは思うが。

日本のコストの安い技術には見向きもしなかったようなので、尚更疑ってしまうのだが。

こんな、継接ぎだらけのオンボロ装置に頼る事になったのは、「結局原発村に関わる人間だけでことをすすめようとしたからだ」との解釈も出来る。