毎日JPより
【福島県いわき市の小名浜港で21日、今季初のカツオの水揚げが中止された。同市の酢屋商店の巻き網船が茨城県沖で取った17トンを水揚げ予定だったが、「福島産の表示があると売れない」と東京電力福島第1原発事故の風評被害を懸念する声が上がったため断念した。やむなく千葉県の銚子港に水揚げした同社の野崎哲社長は「予想はしていたが、全く売れないというのはショックだ」と話した。

 野崎社長によると、茨城県沖約300キロの海域で19日に漁獲、21日朝に小名浜港へ水揚げする予定だった。これに先立ち20日、同港の仲買人らが連絡を取ると、各地の市場担当者から「小名浜港だと福島産と表示されリスクが大きい」「漁獲位置が北側の漁自粛区域に近い」などと言われ、仲買人らは買い手がつかないと判断した。

 県漁連会長でもある野崎社長は「水産庁の指定区域で漁獲しており、小名浜の水も空気も異常値でないことを確かめたのだが、残念だ」と話した。

 原発事故に伴い県内の漁協は沿岸漁を自粛。沖合漁は6月1日に始まり小名浜港も16日に再開したため、初の水揚げを目指していた。】

 今のところ、福島原発から海に流れ出た放射能汚染水が、カツオをどの程度汚染し、人が口にしてどれだけの影響が出るかは定かではないと思われるのは仕方が無い。
 だから、小名浜のカツオが全く売れないのは、風評被害とは言えないのではないか、風評被害では無く、実害と捕らえ、東電に応分の賠償を求めなければならないと思う。
 東電は真摯に賠償に応じていただきたい。
しかし、今までの東電の対応を見ていると、まともに賠償する意思は皆無に見える。
 したがって、国は東電を厳しく指導し、東電の資産を没収してでも賠償させるべきだと思う。