JPN47ニュースより
【原発にフィルター設置義務を ベントの放射性物質低減で

 原発の緊急時に原子炉格納容器から蒸気を外部に放出する「ベント」について、経済産業省原子力安全・保安院が、蒸気から放射性物質を除去するフィルターの設置を義務付ける検討を始めたことが11日までの保安院への取材で分かった。

 国内の沸騰水型原発ではベント配管にフィルターは付いておらず、東京電力福島第1原発事故では、放射性物質が広く拡散した。保安院は「深刻な事故を想定していなかったからで、問題だった」と認めた。高圧蒸気に耐えるフィルターは大掛かりでコストがかかり、技術的にも難しいが、東電は「必要性を検討する」(松本純一原子力・立地本部長代理)としている。】

「高圧蒸気に耐えるフィルターは大掛かりでコストがかかる」つまり起こるはずがない重大事故のために無駄なお金は出せない。
 そんな、下らない安全対策に使う『死に金』など使いたくない。
そんなお金があれば、これから原発を造る、東通村の人を黙らせるためのお金に回したほうがまし。
 そうやって、万一の場合でも付近の住民を守る為、原子炉の外部に放射性物質を出さない為の、ベント配管のフィルターを付けてこなかった。
 住民の安全よりもお金が大事、これが東電の、原子力村の基本姿勢。