きのう?のテレビで、仙台市の生活支援金支給が遅れていることを取り上げていました。
その支給率は5月末でなんとたったの7%、あまりの低さに声も出ない。

 仙台市によれば、僅か8名の職員が通常業務をこなしながらの作業なのでと、しかも1日の処理件数が僅か10件程、一人当たり約一件。 一件の処理ならほんの数分で済むと思うのだが。
 
 市民からの苦情を受け?急遽11名の臨時職員を雇い入れて作業に当たらせ、ようやく38%?に達したとのことだ。

 これが民間であれば、信用問題で売り上げ激減、倒産の怖れだってある。
民間では、忙しくて出来ないとか、人手が足りないなど言い訳にもならない。

 生活支援金支給は緊急の課題なのだから、他のいつでもいいような(失礼)業務を後回しにするとか、各部署から一人ずつ応援を仰いで、生活支援金支給の特別チームを組めば、11名の臨時職員を雇い入れる費用も掛からず、一月もあれば生活支援金支給率100%になっていたのでは?と思う。

 被災地・仙台市の職員の方には酷な言い方かも知れないが、これが日本中の役所に蔓延している『お役所仕事』の一端だ。

 職員の方は一生懸命に仕事をされていると思いますが、お各所全体の意識、システムを変えない限り、このような、無駄が多く非効率な『お役所仕事』はなくならない。

 そして、政治家の票欲しさの無駄使いと、非効率な『お役所仕事』が、日本の巨額の財政赤字の原因の相当部分を占めている。

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