毎日JPより
『志賀原発:安全、自ら確認 志賀町長・町議と七尾市議が視察』
【運転停止中の北陸電力志賀原発(志賀町赤住)の再稼働に注目が集まる中、志賀町の小泉勝町長と町議16人が8日、同原発を視察した。前日の7日には七尾市議が視察しており、自治体や議員の間に、再稼働の前提となる同原発の安全対策を確認する動きが広がっている。【松井豊、宮嶋梓帆】
◇災害対策は、非常用電源は…意見次々
8日の志賀町議の視察では、中央制御室の模擬訓練装置で、志賀町で震度7の地震が起きた場合を想定した訓練が公開された。視察団の目前で、運転員7人が「スクラム成功しました(原子炉内に制御棒を全部挿入しました)」「DG(非常用ディーゼル発電機)3台運転しています」などと、技術用語を大声で張り上げるなど緊迫した雰囲気に包まれた。
視察後、堂下健一町議は「津波ではなく地震の震動対策をまず万全にすべきだ。地震に耐えられるかどうかの説明はなかった」と指摘。北陸電の堀祐一原子力本部長は「(福島第1原発で)既に被害が出たと分かっている津波対策にまず取り組んだということ」と説明した。また、桜井俊一議長は「住民が、北陸電力の対策を安全だと納得できるまで、再稼働は難しい」と話した。
一方、7日の七尾市議の視察では、電源喪失に備えた非常用電源車や、非常時に原子炉冷却水の代替に使う水を蓄える大坪川ダムなどの説明を受けた。市議からは、七尾市での住民説明会の開催を求める意見が出た。北陸電側は「各自治体と相談しできる限り応えたい」と答えた。】
『志賀原発:安全、自ら確認 志賀町長・町議と七尾市議が視察』
【運転停止中の北陸電力志賀原発(志賀町赤住)の再稼働に注目が集まる中、志賀町の小泉勝町長と町議16人が8日、同原発を視察した。前日の7日には七尾市議が視察しており、自治体や議員の間に、再稼働の前提となる同原発の安全対策を確認する動きが広がっている。【松井豊、宮嶋梓帆】
◇災害対策は、非常用電源は…意見次々
8日の志賀町議の視察では、中央制御室の模擬訓練装置で、志賀町で震度7の地震が起きた場合を想定した訓練が公開された。視察団の目前で、運転員7人が「スクラム成功しました(原子炉内に制御棒を全部挿入しました)」「DG(非常用ディーゼル発電機)3台運転しています」などと、技術用語を大声で張り上げるなど緊迫した雰囲気に包まれた。
視察後、堂下健一町議は「津波ではなく地震の震動対策をまず万全にすべきだ。地震に耐えられるかどうかの説明はなかった」と指摘。北陸電の堀祐一原子力本部長は「(福島第1原発で)既に被害が出たと分かっている津波対策にまず取り組んだということ」と説明した。また、桜井俊一議長は「住民が、北陸電力の対策を安全だと納得できるまで、再稼働は難しい」と話した。
一方、7日の七尾市議の視察では、電源喪失に備えた非常用電源車や、非常時に原子炉冷却水の代替に使う水を蓄える大坪川ダムなどの説明を受けた。市議からは、七尾市での住民説明会の開催を求める意見が出た。北陸電側は「各自治体と相談しできる限り応えたい」と答えた。】