YOMIURIONLINEより
『原発事故で給食拒絶し弁当持たせる保護者』
【 こうした保護者の不安解消のため、同市教委では4月から弁当持参を希望する保護者に「希望書」の提出を求め、給食を停止。その間、給食費の徴収を中断する措置をとった。今月6日現在で25人の児童生徒が弁当を持参している。担当者は「給食時間に弁当を広げている子がいるのはどうかとも思うが、柔軟に対応せざるを得ない」と話す。

 今月9日から給食を再開させたつくば市も、保護者が「給食停止申し出書」を提出した場合、給食を停止する対応をとっている。100人を超える保護者から申し出があったが、ほとんどが「牛乳のみ停止」を求める内容だという。

 保護者の要望に応じ、個別に対応している学校もある。常陸大宮市の小学校は4月上旬、児童の母親から「給食が信用できない。子どもに食べさせたくない」との訴えを受けた。学校側は給食の安全性を説明したが、この母親は納得せず、弁当持参を認めざるを得なかったという。同市学校教育課は「無理やり食べさせるわけにもいかない」と困惑している。】

 こうした背景には、子を思う親心と、根拠の無い安全連呼を繰り返してきた、政府や行政に対する、拭いきれない不信感があると思われる。