おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川武士です。
「もう少しで終わるから…」
そう思って続けた結果、
予定がズレ込んだ。
気づけば夜になっていて、
疲労感だけが残る——。
そんな経験、誰にでもあると思います。
実はこの
“キリのいいところまでやる”
という自然なクセこそ、
もっとも時間を狂わせる原因です。
今日は、なぜ時間オーバーが起きるのか。
そして、どうすれば
人生の時間にゆとりが生まれるのか、
お伝えします。
「キリのいいところまで」は、ほぼ確実に時間をオーバーさせる
キリよく終えると、
・スッキリする
・達成感がある
・次の作業に入りやすい
というメリットがあります。
しかし、
この「小さな快感」が落とし穴です。
例えるなら、
“最後の一口が惜しくて
袋の底まで食べてしまう心理”
に近いもの。
たとえば、
・90分で終わる予定
→「あと少し」で20分延長
→「まぁいいか」で終了
→ それが10回で 200分（3時間20分） のロス
さらに、
家事・片づけ・仕事・メールなど、
日常のあらゆる場面で同じ現象が起きるため、
・睡眠時間が削られる
・「時間がない！」が慢性化
・心のゆとりがゼロになる
という悪循環が発生します。
これは意志の弱さではありません。
脳の自然な構造が引き起こす現象 なのです。
キリの悪いところで止めるのが苦痛なのは“人間として自然”
途中で止めると、
・モヤモヤ
・収まりの悪さ
・未完了感
が残ります。
人は本能的に「秩序と完了」を求めます。
だから、
キリ良く終えたくなるのは当然なのです。
では、どうすれば
この本能と折り合いをつけられるのか？
答えはひとつ。
時間の見積もりを少し多めにしておくこと。
作業時間は「多め」に見積もる
ポイントは、
“キリよく終えたい本能を否定しない” こと。
たとえば、
実際の所要時間：60分
見積もる時間：90分
この“余白30分”が、
あなたの時間を守ってくれます。
・オーバー分を吸収できる
・次の予定に影響が出ない
・焦りが消える
結果として、
予定が崩れにくい人生が
自然に作られていきます。
すると、1日のタスクは「今より減る」
でも、それでいいのです。
なぜなら——
タスクが減る＝あなたの本当のキャパシティが見える
ということだから。
キャパを見誤ると、
「時間がない」というストレスは
永遠に減りません。
キャパが正しく見えると、
・優先順位
・やること／手放すこと
・大事なことから着手
が自然に整っていきます。
週1回の“時間設計”が人生を変える
私は毎週30分かけて、
・振り返り
・重要タスクの配置
・休憩の指定席（余白の設計）
・やらないことの棚卸し
をします。
この時間が、
1週間の時間の質を圧倒的に左右します。
“余白をあらかじめ入れておく”ことで、
キリよく終えたい衝動によるオーバー
を吸収できます。
さらに、
キリが悪いところで終える練習をすると、
次の着手が驚くほど軽くなる日が出てきます。
「キリの悪さ」と仲良くできる人は、時間の達人になる
時間管理は意志ではありません。
技術です。
そして、技術は学べます。
大切なのは、
・意志で無理に止めようとしない
・設計で“崩れやすさ”に備える
・小さな実験を繰り返す
この3つだけ。
区切り方を変えるだけで、
人生の時間の質は驚くほど向上します。
もし
「気合いじゃなくて設計で人生を整えたい」
そう思われたなら、こちらをご覧ください。
ブログでは書けない
続く仕組みのつくり方、
三日坊主を抜け出す設計、
人生が変わった受講生のストーリー
などをお届けしています。
読むだけで、行動が軽くなり、
「自分の人生を選べている感覚」
が戻ってきます。
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