習慣化コンサルタントの古川です。
「承認欲求」という言葉が、
SNSの広まりにともなって、
近年はさまざまなメディアのコンテンツや
日常会話のなかにも頻繁に登場する
ようになったのではないでしょうか。
SNS関連のコンテンツや会話のなかでは、
「たくさんの『いいね』を欲しがる」
といったことを指すことが多いようですが、
その本来の意味は、
「自分が価値のある存在として
周囲から認められたい、尊重されたい」
という欲求です。
この承認欲求を
一般的な社会人にあてはめてみると、
「会社のなかで出世したい」
といういわゆる「出世欲」もそのひとつ。
また、異性との関係で見てみると、
愛する人からただ「必要とされたい」
と思われることにとどまらず、
愛する人から「愛されたい」
という欲求となります。
わかりやすくいえば、
「お金やものを与えてくれるから必要だ」
というようなことではなく、
「愛しているから一緒にいたい」と、
愛する人から愛されることを
求めるということです。
「マズローの欲求5段階説」における
この第4段階では、
ひとつの重要な変化が起きます。
それは、
「外的な部分を満たしたい」という欲求から、
「内的な部分を満たしたい」という側面が
より強い欲求への変化。
言い換えれば、
「周囲の環境を満たしたい」という欲求から、
「自分自身の心を満たしたい」という欲求への
シフトです。
もちろん、第3段階の社会的欲求のなかには、
ただ「所属する社会が欲しい」という
外的なものを求めることにとどまらず、
「所属する社会から必要とされたい」という
「自分自身の心を満たしたい」という側面が
強い欲求も含まれます。
でも、
「生きるために食べるものが欲しい」とか
「安全・安心な状態にいたい」
「愛する人が欲しい」といった、
第3段階までの欲求のほとんどすべては
「周囲の環境を満たしたい」
という欲求なのです。
そして、その変化は
承認欲求自体のなかにも起こり得るものです
マズローは、
「承認欲求における尊重欲求には、
『低いレベルの尊重欲求』と
『高いレベルの尊重欲求』がある」
と説いています。
「低いレベルの尊重欲求」とは、
他人からの尊敬や名声、注目、
あるいは利権や地位などを得ることで
満たされるものです。
一方の「高いレベルの尊重欲求」とは、
技術や能力の習得、自己尊重感や
自己信頼感などを得ることで
「自分は自立できている!」
と感じることにより満たされるもの。
つまり、「高いレベルの尊重欲求」
の場合には、他人からの評価といった
外部からもたらされるものよりも、
自分自身に対する自己評価という、
やはり「自分自身の心を満たしたい」
という欲求がより重視されるわけです。
無理をして残業をしてしまう、
うまく仕事を断れないなど、
この承認欲 求があるがゆえに
やってしまうあまりよくない習慣もあります。
でも、
「会社で認められたい」
「必要とされたい」
「愛されたい」
といった承認欲求が原動力になって、
わたしたちは日々を頑張れます。
承認欲求をよりよい方向に生かした
習慣化の工夫をしてみてはどうでしょうか。
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