習慣化コンサルタントの古川です。
何かやることを決めても、
「時間がなかった」「忘れていた」「忙しくて」
となりがちです。
行動力を高めたい!
こう願うビジネスパーソンは多いでしょう。
様々な対策がありますが、
科学的に3倍に行動を引きあげるコツを紹介します。
☆条件をつけた計画(If then planning)で行動が3倍?
モチベーション科学の分野に
「条件をつけた計画(If then planning)」があります。
ハーバードビジネスレビュー2015年2月号に
ハイディ・グラント・ハルバ―ソン氏による
「個人に頼らず組織の目標を達成する方法」
という記事からいくつかピックアップしたいと思います。
この記事によれば、
「条件をつけた計画を作成することで、
目標を達成する可能性が約300%高まることが、
200件を超える研究結果から明らかになっている」
(p49)とあります。
if then planningとは、簡単にいうと、
「いつやるのか?」「いつまでにやるのか?」
という行動タイミングを明確に決めることで、
脳に行動命令を出せるというのです。
もし、あなたが週次レポートの提出を
上司から次のように言われたとします。
部下の立場ならどちらを実践するでしょうか?
1.毎週、きちんと週次レポートを提出するように!
2.金曜日の午後16時までに、週次レポートを提出するように!
2の方が行動しやすと思います。
ここの入れたのは、行動条件を付け加えたのです。
条件をつけた計画をつくることで、
このハーバードレビューの記事によれば、
行動する可能性が300%高まるという結果が載っています。
「金曜日の午後16時」までに
「報告書をメールする」というアクションは
脳に劇的な緊張感をもたらすのです。
その結果、ほかの仕事で忙殺されていても、
その大事な瞬間「金曜日の16時」に気づいて
実行タイミングを捉えるようになります。
私たちは実践するタイミングやきっかけ
をセットしなければ、いつやればいいか?
脳は認識しません。
「朝礼後」、「上司に報告する時に」、
「会議の説明時に」、「メールをする際に」
と行動を発動するタイミングを決めることが、
脳にコミットメント効果と緊張をもたらすのです。
☆さらに実践率を高めるために
if then planning(いつやるのか、いつまでにやるのか)
を決める習慣がついたら、
さらにパワーアップさせましょう。
私は超行動化と呼んでいますが、
「何をどうする」という次元に落とすことです。
私は企業研修後に提出される
行動プラン865個の添削をしたことがあります。
そこで、わかったことは、
その8割は曖昧な行動になって
前に進めていないということでした。
たとえば、
・PDCAをキチンと回す
・部下とのコミュニケーションを増やす
というようなアクションです。
これは気づきであって、
アクションになっていません。
アクションとは、脳が行動命令として
受け取れるものでなくてはいけません。
PDCAが重要だと思ったという気づきは重要です。
しかし、この状態で現場に戻ると、
やろうと思っていたけど忘れていた、
つい忙しくて、余裕がなかった、となるのが関の山です。
人間は変化を嫌う動物であり、
基本的に本能レベルでは変化に抵抗します。
だからいつも通りが一番心地よいのです。
そこで、脳が言い訳をしないレベルに
行動を具体化することが重要です。
たとえば、先ほどの例で言うと、
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、
Check(振り返り)、ACT(改善)の
4つからできているのです。
そして、Planだとしても、
どのような行動をすることかを決めなければ、
実践できません。
そこで、次のようにします。
「出社後、PCを開く前に15分、
ポストイットにやることを書き出し、
1日の作業の優先順位を並べてから仕事を始める。」
このレベルになれば、
明確性は高まり行動イメージが湧いてくるでしょう。
もう1つ紹介しましょう。
「部下とのコミュニケーションを増やす」
部下とのコミュニケーションという
アクションは行動化されていないため、
つかみどころがありません。
「何を」「どうする」のか?
脳が行動命令として受け取れるまで
具体的なメッセージにして上げる必要があります。
部下1名10分、話をする。
その際、3つの質問をする。
「現状の困っていることは?」
「今週の重点行動は何か?」
「サポートして欲しいことは何か?」
と決めれば、具体的になります。
さらに駄目押しとして、いつ、どのタイミング
という条件を入れたら完成です。
☆最終の超行動化プラン
毎朝、朝礼が終わったら、部下1名と10分話をする
その際、3つの質問をする。
「現状の困っていることは?」
「今週の重点行動は何か?」
「サポートして欲しいことは何か?」
この超行動化する思考習慣は
行動力を高めるために重要です。
慣れないうちは紙に書き出してください。
「いつ」「何を」「どうする」を決めると
行動実践率は飛躍的に高まります。
リニュアルオープンした『習慣化オンラインサロン』は
最終超行動プランを実践する場としても最適です!
https://shuwazukuri.com/lp/syuukanka_c_online_salon/
▼朝活、部活とさまざまな実践の場で『分かる』を『できる』に変える!
習慣化で好循環のサイクルを生みだす超実践型コミニティーはこちら↓
▼カフェで話をするように、
習慣や習慣化の悩みを気軽に相談したい方はこちら↓
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() |
---|
▼Podcast配信番組をYouTubeで聞きたい方はこちら↓
▼日々の気づきや、出来事、習慣化のヒントやコツはもちろん、
限定のご案内や最新サービスをいち早く受け取りたい方はこちら↓
▼継続的にやる気を高め、
習慣化をサポートする『続けるツール』を手に入れたい方はこちら↓
▼時間と場所を選ばず、習慣化講義を何度でも!
自分のペースで学びたい方はこちら↓