組織全体を〈完璧主義〉から〈最善主義〉へ | 人生を変える「習慣化」ブログ

人生を変える「習慣化」ブログ

習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

仕事で成果を上げている経営者やマネージャーほど、

毎日残業で必死に働いているというより、

オンとオフのメリハリがついている人が多いもの。

 

メリハリをつけて仕事をするということを

私は「力の入れどころと抜きどころ」がうまい人

という表現で最善主義と呼んでいます。

 

一方、完璧主義で

いつまでも仕事が終わらない上司の部下は

多残業に陥りがちです。

 

上司が帰らないからまだ残っているという言い訳が横行します。

 

 

完璧主義、最善主義の違い

 

悪循環をもたらす完璧主義には3つの思考傾向があります。

 

思考傾向1 二者択一の判断:100点か0点か、極端に考えるため、失敗を恐れたり、少しのミスでも自分を責める

 

思考傾向2 過度の理想主義:高い理想像を描き、プロセスも妥協できずとりかかるため完成までに時間がかかる

 

思考傾向3 否定の恐怖:人に嫌われたくない、評価を落としたくないと 周りの目を気にして動けなくなったり、小さなミスを恐れる

 

一方、最善主義とは、

「力の入れどころと抜きどころを見極めて、

より無駄を無くし、限られた時間で最大の結果を出す」

ことです。

 

最善主義こそ、限られた時間で目指す成果・結果

に対して最大効率で使えるようになる思考です。

 

 

完璧主義と最善主義の比較

 

完璧主義と最善主義には

それぞれ思考・行動傾向があります。

 

次の内容を見ながらあなたもチェックをつけながら、

より納得性の高いものを対策として取り組んでみてください。

 

 

完璧主義の人の思考・行動習慣

 

□頑張ること自体に美徳を感じている

□無制限に頑張る

□丁寧でスピードが遅い

□タイムプレッシャーを嫌う

□雑用も全力でこなす

□まとまった時間で仕事をする

□着手が遅く先延ばしする

□妥協をすることは悪だと思っている

□全て網羅しようとする

□プロセス志向である

□自分のこだわりからスタートする

□前例どおりにがんばる

□いきなり完璧を目指す

□すべてのリスクに備える

□自分を許せない

□100点か0点で考える

□念のためにとモノを貯め込む

□他人の失敗にも厳しい

□自力で頑張り続ける

 

 

一方、最善主義の人の思考・行動習慣

 

□頑張らず結果が出ることに美徳を感じている

□制限を設けて頑張る

□テキパキとスピードが速い

□ギリギリを上手に活用する

□雑用を省エネで行う工夫をする

□スキマ時間で細切れ仕事をする

□小さく始めてすぐやる

□戦略的に妥協をして最適化する

□結果が出る部分に徹底する

□目的志向である

□相手のニーズからスタートする

□独創的に工夫する

□まずたたき台をつくる

□大きなリスクに徹底して備える

□自分にオッケーを出せる

□グレーゾーンで柔軟思考をする

□余分はどんどん手放す

□他人の失敗に寛容である

□他人の力を借りる

 

 

最善主義への5つの習慣

 

上記の対策は拙著「力の抜きどこ」

に詳しく書いていますが、

代表的な思考・行動習慣を5つ紹介します。

 

ぜひ、取り組んでみてください。

 

 

習慣1.働く時間に制限を設ける

 

仕事を始める時間と終える時間を決めて、

その時間内で仕事を徹底して終わらせることです。

 

今、9時~21時まで働いている人ならば

19時に帰るようにするという改革をしてみてください。

 

 

習慣2.重要ポイントを見極める

 

大切なことは、重要ポイントと

そうでないポイントを明確に区別することです。

 

どれだけの精度で区別できるかで、

優先順位を明確につけられるかが決まります。

 

20%の仕事の最重要ポイントを見極めましょう。

 

そして、最重要ポイントに力を入れるためには、

手放す部分を明確にすることです。

 

少ない時間で済ませる、人に任せる、

効率化するなど工夫してみてください。 

 

 

習慣3.基準を柔軟にする

 

グレーゾーンを考えるには、

完成のイメージをMUST/WAMTの2つの基準

で発想することをお勧めします。

 

時間があれば欲張りWANTプラン、

最悪時間がなければ最低限ここまでやる!

というMUSTプランを決めます。

 

そうすると、

少し思考に柔軟性が生まれ調整できる幅がうまれ、

精神的にもゆとりが生まれます。

 

 

習慣4.任せるモチベーションを高める

 

今ある仕事で、あなたが直接やらなくてもいい仕事、

できればお願いしたい仕事を書き出してみてください。

 

「全て任せる事ができたら、

業務時間や精神的な負担はどれぐらい減るでしょうか?」

 

そして、まずは、

60%程度のレベルで上がってくることを想定して、

早めに任せて残りをフォローするか、

リスクが大きな仕事であれば、

すごく簡単なことから任せるかして、

任せる恐怖を小さくする工夫をしてください。

 

 

習慣5.ベビーステップ(小さな一歩)で始める

 

ベビーステップのコツは、時間を短くしたり、

難易度を下げることで、とりあえずやってみよう

と思えるまで徹底して行動のハードルを下げることです。

 

少しでも動き始めれば、

モチベーションは自動発火していきます。

 

以上、ぜひあなたの仕事・チームに

最善主義を取り入れて効率・効果を高めてみてください。

 

           

       iPhone, iTunesはこちら potifyはこちら Googleポッドキャストはこちら

 

 

\\ 毎日朝、3分読むだけで
人生のベクトルがどんどん変わる!//

行動、思考習慣に関する気づき、
事例や文献、パーソナルな出来事など
具体的な事例紹介はもちろん、

読者限定の特別な情報が
あなたのスマホに届きます。

ご登録はこちらから↓↓↓