逆境を上昇気流に変える人の思考習慣 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

会社に大きな損失を与える

失敗、病気、災害、大不況、離婚など

人生には逆風が吹くときがあります。

 

そんなとき、その逆風にダメージを受けて、

下降してしまう人と、その逆風を人生の糧にし、

上昇気流に変えてしまう人がいます。

 

「禍を転じて福と為す」とは、

自分の身にふりかかった災難や失敗を上手く利用して、

逆に自分の有利になるよう工夫すること。

(故事ことわざ辞典)

 

つまり、ただ禍を乗り越えるだけではなく、

それを自分の糧にして人生の上昇気流に変えていくことなのです。

 

今日は、「禍を転じて福となす」人は

どのような思考習慣を持っているのか、

私たちができることは何かという観点で書いてみたいと思います。

 

 

習慣1.逆境への良い認識を持っている

 

まず、逆境が自分や人生を飛躍させてくれるものだ

という肯定的な認識を持っています。

 

私の知り合いの経営者でも

リーマンショックに直面したときに潰れる人と

それを上昇気流に変えていく人に分かれていきました。

 

ある経営者は、売り上げが半分以下に下がったとき、

無借金経営の歴史に終止符を打ち、

社長が大きな借り入れをして巨大なリスクをとることになりました。

 

事業構造のバランスの悪さから

すぐに立ち直れそうにない状況です。

 

そんな危機的な中で、その社長は全社員を前に

このように述べていたのが印象的でした。

 

「今回のリーマンショックは100年に一度の大不況。

 

本当にその通りだと思うし、

先を考えると見通しが立たず真っ暗な気分になるときもある。

 

でも私はなぜかその一方でワクワクしている。

 

こういう逆境を乗り越えた先に

絶対に大きな成長が待ったいるとわかっているから。

 

今までもそういう危機を乗り越えてきた。

だからこういう危機を活用して我が社は飛躍したい」

 

結果、3年後の業績は

事業転換を果たし過去最高益になりました。

 

その渦中はとてつもない嵐の経営だったでしょう。

しかし、逆境が上昇気流に乗せることを信じていたのです。

 

 

この経営者に限らず、

私たちの人生の逆境、仕事の逆境を

振り返ってみてください。

 

その逆境が自分に何を与えてくれたか、

逆境がまったくない人生や仕事環境だと

今の自分はどうなっていたか?

 

アップルのスティーブジョブズも自社を追われて、

再度復帰して逆境の中伝説的な製品を次々と作り出しました。

 

そう考えると順風のときより、

逆風が自分を育ててくれるという考えが

改めて腑に落ちるのではないでしょうか?

 

まずは、この認識が常にあり、

逆境を敢えて求めるぐらいの

思考習慣を育てているのが特徴です。

 

 

習慣2.自分のスタンスに集中する

 

パナソニックの創業者、松下幸之助氏は

「好況よし、不況さらによし」と言っています。

 

不況のときはお客様も買うものに敏感になるので、

良い経営をしているところは、

不況のときこそ選ばれるという趣旨です。

 

だから良い経営をしている店は、

好況もよいし、不況もさらによいというわけです。

 

ここから読み取れることは、

外的要因より内的要因に目を向けようというメッセージです。

 

私たちの人生や仕事では変えられることと

変えられないことがあります。

 

変えられることは自分、変えられないことは環境です。

 

言ってみれば、逆境は外的要因、

内的要因は自分のスタンスです。

 

自分のスタンスは、ずっと維持できます。

 

営業マンを例にとりましょう。

消費者の気持ちで聞いてみてください。

 

AさんとBさん、二人の営業がいます。

 

Aさんは、買ってもらうときは良いのですが、

商品への不具合にはすごく不親切で連絡も遅い。

 

お客様は怒り心頭、でもAさんは売り上げを上げることが

自分の役割だと思っているので、

クレーム対応のようなメンテナンスのような業務には

とてもネガティブなスタンスを持っています。

 

結果信頼を失います。

そしてクレームはどんどん大きくなります。

 

一方、Bさんは、クレームが起きたら

すぐに電話をかけます。

 

まず相手の困っていること、

ご迷惑をおかけしたことへの申し訳なさが伝わります。

 

最初は怒り心頭のお客様も徐々に

Bさんの「誠意」を感じて怒りが収まってきます。

 

さらにこのクレームへの対応から

Bさんはよりお客様から信頼されます。

 

この人から買い続けるとまた同じように

対応してくれるという信頼感です。

 

私たちは禍を避けることはできません。

 

できることはその中にあって、

どのようなスタンスで相手に対応するか、

状況に対応するかで上昇気流に乗れるか、

下降気流に乗ってしまうのかが決まります。

 

 

習慣3.甘んじて辛さを受け止める

 

禍とは直面するのが恐ろしいものです。

 

大きなクレーム対応や失敗をした後のリカバー作業は、

乱気流の中に突っ込んでいく飛行機のようなもので、

相当な覚悟とその過程での辛さを引き受けることなります。

 

問題はその過程の辛さを避けようとせず、

真正面から受け止める覚悟です。

 

ある人事部担当者は会社の不況時に

リストラを勧告する役割を担いました。

 

500人にクビを伝えるのです。

 

この人事担当者は、

断腸の思いでこの役割を引き受けました。

 

仲間への愛情と思いやり、

その後の生活が困らないように再就職の斡旋をするのは

自分がやろうと覚悟したのです。

 

500人の落胆と怒りに直面するのは、

尋常ではない精神力です。

 

しかし、この担当者の愛情と思いやり、

真摯な姿勢は9割以上の社員に受け入れられ

合意にたどり着いたのです。

 

 

辛さを甘んじて引き受けると自分の枠が広がります。

枠が広がると相対的にその禍を受け止めることができます。

 

枠とは、自分の意識なので、

こういう禍に直面しなければ広がることはありません。

 

器が大きいとも言えますが、敢えて枠と言います。

 

器というとどうしても先天的な要因をイメージされるからです。

しかし、大切なことは今の自分の枠を広げ続けること。

 

乗り越えられない逆境はこないと信じて、

枠を広げていくことが重要です。

 

以上、3つの思考習慣を見てきましたが、

総じて「起きることは全て意味がある」

という受容と挑戦を生み出す認識を持っているのが特徴です。

 

私たちが目の前の逆境を乗り越えるヒントになれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

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