なぜ、他人の評価を気にしてしまうのか? | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタントの古川です。

 

なぜ、人からどう思われるかを

過剰に気にしてしまうのでしょうか?

 

過剰に人の評価を気にしてしまうと、

「本当はやりたくない仕事を引き受けてしまう」

「無理な依頼でもNOと断れない」

「会議で意見が言えない」

「早く退社することに気が引けて付き合い残業する」

「上司からどう思われているかを日々気にしている」

など悪影響が広がります。

 

人の評価を全く気にしないのは健全ではありませんが、

過剰に評価を気にしすぎるのも問題です。

 

 

☆最大の要因は「他者評価=自己評価」

 

結論からいうと、

他人の評価を気にするのは、

「他者評価=自己評価」になっているからです。

 

上司や同僚・顧客・家族・友人からの評価が

自己評価と強く連動している場合、

他者評価を大切にする必要があります。

 

上司からよくやっているな!と言われる自分

同僚からあいつは凄い!と言われる自分

顧客から頼りになると言われる自分

家族からいい父親だと思われる自分

友人からいいやつだ!と思われる自分

 

であることがそのまま自己評価になっていると、

周りの目を過剰に気にすることになります。

 

健全なレベルで他者評価を無視することができる人は、

自分で自己評価できる人です。

 

これらの人は、評価基準が内的基準

(理想の自分、目標など)に従っている傾向があります。

 

一方、他人の評価を過剰に気にする人は、

評価基準が外的基準

(上司の評価、同僚の評判など)になっているときは、

コントロール不可能な他人の評価や

他人との差を見ることになります。

 

 

☆他人との比較をすると不安定な自己評価になる

 

また、自己評価を別の視点から見てみましょう。

 

他人との比較の中で、

「自分はダメだ」「自分は優れている」

という判断を決定づけていると、

自己評価のアップダウンが激しくなります。

 

 

他人との差を見て満足すると、

別の人との差を見て絶望するということが言えます。

 

自己評価が他人との差で揺れ動くと、

たとえば、同僚が失敗すると、なぜか安心したり、

後輩が大きな成果をあげると心中穏やかではなくなります。

 

どこか他人の失敗を望んでしまったり、

常に自分より優れた人を引き合いに出して

自己嫌悪を味わい続けるスパイラルから抜けられません。

 

他人との比較も、

自己評価を外的基準においている例と言えます。

 

 

☆周りを気にしないとパフォーマンスも下がる?

 

では、他人からの評価を気にせず、比較もしないというと、

次のような疑問が湧いてきませんか?

 

「小さな自分の殻に閉じこもり、成長しなくなるのではないか?」

 

確かに、他者の評価を高めようとし、

ライバルとの差をつけて勝とうとする気持ちから

強力なモチベーションと成果が生まれる側面があります。

 

私も「上には上がいる」、そう思った時に

自分の小さな殻を破った経験があります。

 

また、ライバルのおかげで

自分の限界を超えたこともたくさんあります。

 

では、

「小さな自分の殻に閉じこもり、成長しなくなるのではないか?」

という負の側面をどうすれば解消できるかといえば、

「自己評価基準が他者基準より高いこと」

「自己基準を限りなく高めて、その理想を追求すること」です。

 

逆に周りから期待される基準より、

自分の基準が低いときは

クレームや叱責・真の評価の失墜になり、

上司や同僚・顧客との関係もうまくいかなくなります。

 

大切なことは、自分の内なる評価基準を高めることです。

 

一番、自己評価基準が内側に向かっている例として

わかりやすいのが、メジャーリーガーのイチローです。

 

彼は日本で7年連続首位打者になりました。

 

200本安打を達成続けるなど

前人未到の記録ばかりです。

 

あるインタビューでイチローは

「モチベーションをライバルに高めてもらうことはもう難しい」

と語っているのが印象的でした。

 

40歳を過ぎても、50歳になっても

野球ができることを証明するという

自己基準に従って精進する姿は、

自己基準を限りなく高めている例です。

 

自己評価や他者評価といっても、

年齢や立場、職種によって異なる部分があり、

とても多面的、多次元的な理解が必要です。

 

新人期ならば、

周りの基準を自己評価に陥ることは奨励できませんが、

10年目の社会人が、

周りにいい手本がいないから成長できないと言うのは、

成長を放棄しているように見えます。

 

 

☆高くて安定的な自己評価をつくるために

 

自己評価は、内的基準に従うことで

安定性を手にすることができます。

 

また、その内的基準を高めることで、

結果として他者評価も良くなって仕事はうまく回っていきます。

 

そのためには、どうすればいいのでしょうか?

高い内的基準をつくるには、高い理想の自分を描くことです。

 

そのためには、矛盾するようですが、

まず周りから本来求められる姿や

期待されていることを明確にしてください。

 

仕事は結果重視であり、結果は他者が評価します。

 

しかし、プロセスにおいて

他者評価に目を奪われすぎては行動できません。

 

そこで、他者から求められる姿、

あるべき姿を包含した、

それを上回る目標ありたい姿をつくることです。

 

システムエンジニアなら、

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営業なら売り上げを150%達成する、

経営者なら売り上げを5年で2倍にするなどです。

 

高い自己基準とそれを追求する努力する、

究極の鍛錬をしていれば、

周りの評価に流されにくい精神をつくることができます。

 

 

 

 

 

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