習慣化コンサルタントの古川です。
時間の使い方で重要なことは、
「区切り」
をしっかりと設けること。
私はこれがキモだと思っています。
区切りがないと、
ついダラダラと低い緊張感で
漫然と時間を使ってしまいます。
これが長時間、低集中の仕事スタイルになります。
一方、
高密度で仕事をするためには、
締め切りという区切りを設けたら
そこで確実に終わらせる。
猛烈な集中力と工夫をしていくと
短時間、高集中の仕事スタイルに変わります。
では、何をすればいいのか?
で書いたのは、
「退社時間を死守して緊張感を生み出す」
普通にやって終わるペースなら、
本気は出ない。
これが本質です。
だから、緊張感を持つためには
制限時間という区切りを設ける。
そして、それを人に宣言して
緊張感を持って守ることが高密度への鍵です。
漫才師のますだおかだの
岡田さんのギャク「閉店ガラガラー」が
ありますが、まさに自分で閉店ガラガラーを
やらないとメリハリがつきません。
お店は、閉店時間でぴしゃっと
閉じます。
ラストオーダー、そして閉店を
きっちりとルール化して守るわけです。
その後、お客さんが来ても、
「もう閉店時間なので・・・」
と断るわけです。
そこをなんとか!!
と言ってダラダラと開店している店があるとしたら、
きっと潰れるでしょう。
なぜなら、
翌日の仕込みもできないし、
従業員は翌日疲労で元気がなくなり、やがて退職していく
かもしれません。
大切な商品開発のための時間も
なくなっていきます。
もちろん、オフィスワーカーにとって
閉店時間を毎日決めて確実に守るのは
「不可能」であることは前提として承知の上です。
上司から突発の仕事を振られるし、
残業時間に会議を入れられたり、出張もあります。
私も、遠方への出張時や夜の講演があるときは
閉店時間は変わります。
ただ、大切なことは、
「今日はこの時間で閉店するぞ!!」
と決意して宣言して、
その前から緊張感を持って、終わらせにかかる。
その緊張感があると、
今日やるべき仕事、
明日でいい仕事、
自分がやるべき仕事、
任せるべき仕事、
力を入れる仕事、
力を抜く仕事、
の見極めがつきます。
究極の優先順位は、
上記の見極めにかかっていますが、
それは緊張感と制限がある中でしか
発揮されません。
なぜなら、
私たちはいつも通りのペースで、やり方で
仕事を進めたほうが、安心で安全で、楽だからです。
いつも通りを維持するメカニズムは
全ての習慣の根底にあります。
閉店ガラガラー
を同僚や友人と一緒にコミュニティでもつくって
宣言してみてください。
退社時間を明確に決めない、コミットしないと
だらだらと時間が過ぎていくのが、
閉店ガラガラーをすれば
びっくりするぐらいに、高密度脳にスイッチが入りますよ。