vol.1622 雪だるま式に膨らむ不安を止める思考習慣 | 人生を変える「習慣化」ブログ

人生を変える「習慣化」ブログ

習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

もし、彼氏が浮気していたらどうしよう

もし、会社が潰れたらどうしよう

もし、ガンになったらどうしよう

もし、・・・もし、・・・もし、・・・

 

不安と恐怖は、自然増殖して、雪だるま式に

膨れ上がり、巨大なお化けとなって

私たちを悩ませます。

 

 

実は、不安と恐怖は

事実を恐れているというより、悲観的予測から

生み出されています。

 

では、なぜその悲観的予測を繰り返すのか?

 

 

私はマイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣で

http://amzn.asia/9qvkd5v

 

「事実と根拠を抑える!」

と題して解決法を書きました。

 

 

私も未経験の分野や健康面のトラブルが起きた時には、

やはり不安が不安を呼ぶ、連鎖思考が走ってしまいます。

 

 

スキューバダイビングの際には、

 

もし、サメが出てきたらどうしよう。

ボンベの酸素が切れたりしたらどうしよう。

ガイドとはぐれたらどうしよう。

途中で息が苦しくなってパニックになったらどうしよう。

狭いところがダメなので、ナイトダイブは怖くないだろうか。

初心者なので、ベテランチームの足を引っ張らないだろうか。

 

と不安が色々湧いてわいてきました。

 

 

北朝鮮のミサイル問題では、

あまりにも金正恩の正体がわからなさすぎて、

東京にミサイルが飛んできた時に備えて、

どう避難するか、

どう家族と落ち合うか、

お金は運用を一部とめて当面の資金を確保しないと。。。

 

と様々なシミュレーションをしていました。

 

そして、もし、もし、もし、

と不安な予測を掛け算していくと、

どんどんありえない恐怖におののくことになります。

 

 

不安と恐怖は自然増殖していき、

最終的には、「船が沈んだ時の救命胴衣に穴が空いていたらどうしよう・・・」

というレベルまで心配が及んでいるものです。

 

 

でも、心配してしまいますよね。

 

経験したら安心するのですが、

未経験だとそうだし、

情報がないと特に不安が増殖します。

 

 

そうなんです。

 

未経験は、安心する材料がないため、

脳が「本当に安全?大丈夫?」とお節介を焼いてくるのです。

 

生存本能から。

 

 

未知なる現象については、

「これは本当に危険じゃない?もっとリスクに敏感になって」

と脳が騒いでいるのです。

 

生存本能からの親切として。

 

 

だから、

脳を安心させてあげる必要があります。

 

不安と恐怖の裏返しである

 

安心と安全を感じさせること。

 

 

その最大のコツは、

 

「事実と根拠」を抑えることです。

 

 

経験すれば、その仕事がどういうものか

わかるしどれぐらいできて、何できないかという

現実がわかるので心配や不安は限定的になります。

 

 

今、北朝鮮問題はアメリカとの交渉がうまく進みそうな

見通しがありますし、何より金正恩氏が表舞台に出てきたことで

正体が見えない恐怖は随分と減りました。

 

 

これも事実や実態が見えたことで

安心になったわけです。

 

 

スキューバの問題の不安は、

インストラクターに聞いて相談すれば一発解決するものばかり。

 

とにかく、不安の予測に不安を重ねてさらに予想すると

不安は巨大なお化けに変身していきます。

 

 

だから、不安が不安を呼ぶときには、

事実と根拠を冷静に抑える。

 

・情報を集めてみる

・専門家に聞いてみる

・実際少しだけやってみる

・経験者の話を聞いてみる

 

という行動をとることが大切です。

 

その情報がない限りにおいて

脳は不安を感じるという作業をやめない。

 

なぜなら、警戒態勢を解除するには

安心材料が必要だからです。

 

 

「案ずるより産むが易し」

という言葉がありますが、

未経験の分野はとにかく少しでも

経験した方が、身体レベルでの安心感を得られます。

 

 

脳が不安と恐怖のアラームを鳴らした時には、

 

事実と根拠を抑えるために、

何ができるか!

 

と考えてみてください。