習慣化コンサルタントの古川です。
何か新しいことを学んだり、
行動するときに、必ず聞かれる言葉は、
「難しい・・」
この魔法の言葉は、
人生の可能性の扉をどんどん塞いでいきます。
気持ちはわかります。
しかし、その言葉を言って、
その言葉に囚われて袋小路に入っていく人は
やっぱり変われない。
たとえば、コミュニケーション研修を行って、
新しい方法を学んだとしましょう。
でも、必ずでてくるのは、
現実の場面で使うのは、
難しいですよね。。。
というセリフ。
もちろん、研修と違って
上司との急な会話で話すときのロジカルな話し方や
部下とのトラブル報告を受けるときに丁寧な傾聴が
「すぐに100%、完璧に行うことは難しい」
「習ったやり方で全部の場面で万能に通用することは難しい」
のはよくわかります。
しかし、
現実の場面では、難しいですよね。
と言っては、0か100かの話で
全部難しくなってしまう。
本当は、習ったスキルのうち、
1日1回でも使えばいいわけです。全部のコミュニケーション場面でなくても。
100%完璧に使う必要はないのです。30%のレベルでいいからやってみればいい。
こんな発想をする人は、
「難しい・・・」
とは言いません。
「どう、自分の仕事に取り入れていくか?」
を必死に考えて、質問してきます。
やる前提!
なのです。
難しいという人は、
やらない前提!
この差は、
人生の大きな差になっていきます。
何をやっても
「難しいよね・・」という口癖は、
思考から生まれます。
0か100かで考えて、
完璧にやれないなら意味がないと考える。
でももっと恐ろしいことに、
思考よりも深層部分の感情面が左右していることに
気づきません。
自分には力がない
どうせできない
という「無力感」の感情がその思考と口癖を生み出しているのです。
だから、大切なことは、
少しでもやり、成長し続ける工夫を続けること。
思考錯誤と軌道修正を繰り返すこと。
それにより成功体験があり「できた!」
が積み重なると少しずつ無力感がなくなり、
0、100の思考が消えていき、「難しい」と言わなくなります。
何かを学んだ時に、
すぐに難しい!
という癖がある場合、
その深層構造に目を向けてみてください。
そして、その口癖を変えてみてください。
その難しいは、
「すぐに100%、完璧に行うことは難しい」
「習ったやり方で全部の場面で万能に通用することは難しい」
だけです。
ちょっとでも改善するとしたら、
自分流に取り入れるとするならば、
試しに1週間実験するならば、
こう考える人は、
積極的な行動アイデアが湧いてきます。
ご自身に照らし合わせてぜひ考えてみてください。