冷暖自知 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

 

冷暖自知という

禅語があります。

 

目の前の液体が冷たいか熱いかは

手を突っ込んでみるとわかる

 

転じて、

 

何でも自分が経験してみないと、

本当の熱さや冷たさは実感できない

 

 

という意味です。

 

 

今は、情報化社会でネットを調べれば

いくらでも情報があふれています。

 

また、ノウハウ本もたくさんあります。

良い知識・智恵はまず頭で理解することで

効率は良くなりますが、結局のところ体で体験して

熱い冷たいを体験しないと本質が分からないことってありますよね。

 

これを頭で全て処理できると錯覚してしまう危険に

私たちは良く陥りがちです。(特に未体験のことに関して恐怖がある場合は)

 

 

分かりやすい冷暖自知は、

 

 

自転車に乗れるようになるという行為でしょう。

 

 

自転車に乗るノウハウはネットを調べるとそれなりに

出てきます。(笑)

 

すごい時代ですよね。

 

でも私たちは補助輪を取られてバランスをとって

乗れるようになるまで、散々怖い想い、痛い想いをして

体験を通じて自転車の乗り方を体得してきました。

 

それは知得ではありません。

 

 

恋愛も同じですね。

 

恋愛のノウハウ本もたくさんありますが、(笑)

自分で初めてのデートでパニックになりながら、

失恋もして、絶望感に浸って、またフラれて、

ようやく男女関係がわかる。

 

 

これをノウハウ本で学ぶことは不可能です。

知得が全く意味がないといいませんが、

逆に頭でっかちになると、体得の本質から

ずれていってしまう。

 

 

仕事もそうですね。

 

営業マニュアルはどこにありますか?と最近の新人さんに

質問されたという営業マネージャーがいました。

「そんなものは現場で学ぶんだ」

 

というと、相当不安そうな顔をしていたようです。

 

これも、訪問して、断られて

場合によっては、「君勉強不足だねー、もっとちゃんと答えてよ」

なんてお客様から叱られて、真の勉強が始まります。

 

これも冷暖自知、

ですね。

 

 

体得するものは、知得フェーズをサッサと切り上げて

まずやってみる。

 

そしてやってみて、体験を整理する上で、

ノウハウや知得は効果的です。

 

1を経験して10を知るためには

整理が必要だからです。

 

 

まずやってみる、そして修正する

 

 

私も、肝に銘じます。