習慣化コンサルタントの古川です。
今は、ネット社会。
小さな1つの声が大きな社会現象を起こします。
「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」
というように、たった一人の声で大きな影響が出る。
保育園に落ちたお母さんの書き込みが社会現象になる。
これはまだいい。
社会の大きな問題の象徴だから。
一番行けないのは、小さなクレームを重視しすぎて
全体をダメにするパターンです。
・学校で徒競走をやめる。
優劣をつけるのではなく、最後に全員手をつないでゴールする。
・演劇では脇役はなし。全員主役
・うちの子は蚊に刺されたとクレームを言われて、対応に苦慮する学校
・就活で落ちたけど頑張ろうというCMが、就活生にネガティブな気持ちを与える
とクレームを言われて放映をやめる
・ジャポニカ学習帳から虫の絵が消える。
虫が嫌いな子どもが嫌な想いをするから。。これを教師や保護者が言ったといいます。
今一部、復活してきているようですが。
・ネットでブラック企業だと言われたくなくて、面接で本来聴きたいことを我慢する企業
ネットで個人がコメントを発信できるようになった今、
賛否両論を受け止める力が求められると思います。
そうしなければ、小さな声に惑わされて本質を見失う。
明らかに、企業に出たら競争主義なのに、
学校では競争を悪かのように教えるのは、子どものためにならない。
結局被害を受けるのは、就職した後に心を病む、
若手社員。
私たちは、今、うわさ話が直接本人に聞こえる世の中にいます。
賛否両論は元々あっても、聞こえて来なかった昔とは違って
ネットで匿名の無責任な発言をする世の中です。
だからこそ、過剰反応するのではなく、
本質的にどうなのか?
を冷静に受け止める習慣が必要なのだと思います。