習慣化コンサルタントの古川です。
残業を減らして、仕事を高密度化したい。
企業からも個人からも多くの要望が来ています。
高密度化はたくさん語ってきたので、
今回はエネルギーの観点から。
まず、仕事の単位時間あたりの生産性を最大化するためには、
効率よく仕事をすること、効果を生むことに集中することは大前提です。
問題は、これを行なうために、
精神的なエネルギーが必要だということ。
そもそも、睡眠負債を抱えている段階で高密度化は不利です。
効率よく段取りを考えたり、効果を生む仕事に一気に集中するには、
ジムのトレーニングのようなもので、時間あたりでは瞬間最大エネルギーが
必要です。
だからこそ、ちゃんと早く帰って寝る。
そして、仕事に集中して短時間で終わらせる。
を繰り返すことが重要なのです。
さらに、エネルギー消費でもったいないのが、
・多くのタスクをバラバラ手を付けて、脳のギアチェンジをたくさんしている
・ルーティン作業をテンプレート化せず、毎回同じようにつくっている
・朝から計画を立てないで、その場その場で判断して何をやるか考えている
・やるべきことを管理するリストが定まっていないため、
「モレている」作業に頭が持って行かれる
・全ての仕事に0点か100点かで考えてどうでもいい軽作業にも精神的エネルギーを消費する
・ルールも交渉もなく、突発作業に都度対応して、気がつけば夕方になっている
・メールチェックと返信に追われて、落ち着いて仕事ができない
ということです。
エネルギーが枯渇すると一気に生産性が落ちます。
だからこそ、エネルギーが溢れる朝に、重要なことをする。
そして、なるべく心のエネルギーを消費しないルーティンづくり、ルールづくりを
しておくことです。
事前に考えていれば、あとは作業を行なうだけです。
毎回、同じようなメールはテンプレートを使えば良いし、
プロジェクトごとのccに誰を入れるんだっけ?と考える必要もない。
この時点で思考するエネルギーを使う。
一事が万事で、朝からこういう作業に追われて夜、集中すべき仕事が残っていると、
生産性は極端に低い。
企画をつくる、複雑な見積もりをつくる、など思考力が必要な仕事の場合、
朝やればすぐに終わるものを、夜やると軽く3倍時間がかかるのはよくあることです。
朝一番に重要なことを済ませる。
なるべく仕組みとルールをつくって仕事を作業にする
これが余計なエネルギーを消費しないコツです。