部下を育てる「承認力」を身につける本 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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を使命に、日々の気づきを発信しています。


習慣化コンサルタントの古川です。



本日は、承認力をテーマにした

吉田幸弘さんの著書「部下を育てる承認力を身につける本」

http://www.amazon.co.jp/dp/4495520210


をご紹介します。



こんな方にぴったりです。


マネージャーで部下のモチベーション向上に悩んでいる方。

部下の成果を高めたい方。

部下とのコミュニケーションをより良くしたい方。



この本は、承認に関するオーソドックスな本ですが、

実践的なケースや言葉、行動が網羅されています。



TODOリストを横に置きながら、ご自身の職場での

コミュニケーションで何を実行するか、何を習慣化するか

書きながらお読みください。


そのまま使うというより、現場で使いやすいように変換しながら

読むといいでしょう。


厳選されたTODOが、5つぐらいできたらいいと思います。


部下のモチベーション、承認はコミュニケーションの習慣です。

是非取り入れてみてください。



以下は、私が特に参考になった点をリストアップします。


・承認するには部下の一番のファンになろう。

部下ノートで自分の部下にくわしくなろう p14、15


A君の例ということで、

具体的に部下ノートをどんな項目で取ればいいかが事例が載っています。


・この仕事を選んだ動機 ・相手が大切にしているもの ・夢・目標 

・日々の不安 ・得意なこと、不得手なこと ・趣味 ・喜んでいたこと、怒っていたこと



私もマネジメント研修では部下の取り扱い説明書を部下自身に作ってもらうことを

おススメしています。


上司は本当に部下のことを知らない。

だから、部下ノートをつくるという行動を通じて、もっと部下のことを良く知れます。


それが効果的なマネジメントに繋がります。



・部下のやる気をくじく「3Dワード」

「でも」「どうせ」「だからさあ」 p23


マネージャーの研修をやっていると

本当に、コミュニケーションの習慣で、否定から入る人が多いと感じます。



でもね、ただね、いやそうは言っても、意味が分からない、っていうか


と全て否定するコミュニケーションになっています。



そして、そのことに気づいていないケースが多いものです。

だからこそ、自分のコミュニケーションに3Dが入っていないかをチェックするといいでしょう。


私も気を抜くと、「でも」、「逆に」と言ってしまいます。


気をつけないとですね。



・部下の安全基地になろう p30


吉田さんは新規開拓の営業部隊を率いていらっしゃいました。

新規開拓の営業は否定され、拒絶されるハードな仕事。


上司がさらに帰社してからも追い込むようであれば部下は癒される場がありません。

安全基地として職場環境やコミュニケーション環境を整えるのは上司の仕事です。


具体的に本書では、名前を呼んで話しかける、笑顔で迎える、手を止めて聴く

ことを提案しています。


どれも当たり前のようですが、この当たり前のことを真似できないレベルで続けている人が

優れたマネージャー。たった1日、2日ならだれでも出来ます。


やはり、習慣化ですね。



・4番打者はいないと思おう


本書では「4番打者症候群」と言っていますが、マネージャーが部下の資質に文句を

言い始めると他責になります。


中日ドラゴンズを日本一に導いた落合博光さんは、大幅な補強をせずにチームを

レベルアップしたのです。


そもそも4番打者ばかり集めても、2:6:2の法則(優秀、普通、低パフォーマー)に

別れてしまうので、フォーカスすべきは自分の承認力とマネジメント。



・指示は最小限にして自分で考えさせる p39


指示を出すとは特に、大枠だけを伝えて自由裁量の余地を残す

任せ方をしなければ、部下は育ちません。


成果が欲しければ、成果を出す人材をつくること。


多少遠回りに見えても、まどろっこしくても

部下の失敗や手戻りに対応しながら成果を出す能力を育成する責任が

上司にはあります。



本書では

指示は大枠に留め、細かい部分に口を出し過ぎない

できている部分を承認する

主役は部下だと認識する


ことを伝えています。


サイバーエージェントの藤田さんが自律型の組織をつくる過程でもまさに

同じことを言っていました。


指示すればするほど依存的になる。上司の責任にする。


自分で考える部下にしたければ、指示の出し方を見直して裁量の余地を残した方が

絶対に良いです。


どのように指示を出すか、是非お考えください。



・部下のファンになる


この提案は新鮮ですが、部下の方が得意なことがある。と認めようと吉田さんは

仰っています。


これは優れたマネージャーがやっていることです。

SAPで7年連続世界TOP3%人材に選ばれている金田さんと対談をしましたが、

同じことを仰っていました。

部下の得意なところを、どんどん吸収する。


新人が入ってきた時に、偉そうに今の若いものはとハンで付いたようなことを言っていないで

システム関連は相談してみるといいというのです。


そうすると、30代、40代には出てこない発想が溢れるように出てくると。



できるマネージャーはそもそも、部下から学ぼうとしている。

ファンになるという提案はとても新鮮ですね。




・ネガティブな報告を受けたら、まずやること p93


話しやすい雰囲気をつくる、良い例、悪い例が具体的に記載されています。

是非読んでみてください。



・もったいないと言いながら叱ろう p105


大きな承認をしながら、叱ると相手は受け止めやすい。


それに便利なのが「もったいないなー」です。

もったいないというのは、大前提として、そんなもんじゃないだろう、キミはもっとできるのに

という上司の期待、評価を伝えることができます。



・その他、困った部下の事例 p184~


・褒めるところがない部下

・ミスを繰り返す部下

・成績優秀で気が強い部下

・言われたことしかしない部下

・大きな失敗をしてしまった部下

・何でも勝手に進めてしまう部下

など


それまでに解説したテクニックをどう使うか、吉田さんのマネージャー時代の具体例

が盛り込まれておりとても参考になります。


吉田幸弘さんの著書「部下を育てる承認力を身につける本」

http://www.amazon.co.jp/dp/4495520210



是非、TODOリストを持って5つのアクションを抜き出して習慣化してください。



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