習慣化コンサルタントの古川です。
アナロジー思考というと小難しいのですが、
簡単にいうと、類推、自分とは別の分野のアイデアや工夫・技術を
自分のことにあてはめるという思考です。
分かりやすいところでいうと、介護事業に乗り出したワタミ。
ワタミの強さは、介護の常識にとらわれず、飲食店の常識を介護に適用したいこと。
一番の根幹はお客様志向。
お客様のありがとうをたくさん集めることが明確なミッションなので、
自分の親を入れたいと思うホームにしようということです。
そのためには、ごはんを作業的に効率重視で出すのではなく、温かいままで出す。
提供者の論理から消費者の満足に徹底的に視点を移していっるのです。
では、私たちはこのアナロジーをつかって日々の仕事で視野を広げるにはどうすればいいのか?
それは異業種・異分野の世界を知り、智慧を出して、自分にあてはめること。
これがアナロジー思考です。
今日、NHKのプロフェショナルを観ていました。
天ぷら職人の早乙女氏の特集でした。
天ぷら一筋45年、毎日が反省と改善の日々だそうです。
単純作業かと思いきや、素材ごとに揚げる温度、タイミング、長さが変わる。
また、お客様によってどう上げるかも変わる。
ともすれば、天ぷらを揚げるのは仕事ではなく、一定のプロになれば作業になりがち。
単調で、マンネリ化の作業ともいえなくはないと思います。
しかし、工夫の余地は山のようになるのです。
これを見れるかどうかが重要なプロとの分かれ道なのでしょう。
一流は、45年間、毎日葛藤をして厨房に立つときには気が重いそうです。
毎日の仕事にこれだけの課題意識を持って取り組んでいるか?
非常に私自身考えさせられました。
これこそ、人の体験を通じたアナロジー思考です。
カンブリア宮殿やプロフェッショナル、偉人の本から吸収するためには
アナロジー思考を使いこなす必要があります。
先日、行った3年目の研修の受講生は、販売の仕事にマンネリを感じて退屈だと語っていました。
私も3年目は同じでした。
しかし、「神は細部に宿る」
プロフェッショナルの道を目指すならば、早乙女さんの45年の天ぷらの道を格闘する姿を見せたかったです。
そうすれば、視点が変わり、彼らの見方も変わったでしょう。
アナロジー思考を技術的にどうすればいいかは、
細谷功氏のアナロジー思考
http://www.amazon.co.jp/dp/4492556974
を観ていただくと参考になります。
また、アナロジー思考を働かせる素材は、
異業種の工夫です。
TV番組や本を読んで、
常に、
今の自分が見習うことはなにか?
自分の仕事に応用できることは何か?
さらに自分の会社に応用できることは何か?
自分ならどうするか?
といったインプットの後のスループットが重要です。
10分でいいので、アナロジー思考を働かせることをお勧めします。
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