日本酒の飲み方には色々とあります。
熱燗、 ぬる燗、 常温、 冷やす、 オン・ザ・ロックなど。
季節によって、自分好みの飲み方を試してらっしゃる方も多いようです。
その中で意外と知られていないのが、日本酒のオン・ザ・ロックです。
今年のように気温の高い夏にはピッタリの飲み方ですので、ぜひ一度試してみてください。
【日本酒オン・ザ・ロックの作り方】
1、先ずは、お酒選びです。
オン・ザ・ロックに合うタイプの日本酒を選んでください。
氷を加える分だけ薄くなりますので、アルコール度数がちょっと高めで、
味に「まろやかさ」がある生酒 などがお奨めです。
2、お酒が決まったら、後は簡単です。
大ぶりのグラスに氷を3個ほど入れて、
その上から日本酒を注いでください。
この時、あらかじめお酒をひやしておくのか、
常温のお酒を使うのかは好みによると思います。
冷やしたお酒を使うと、氷の溶けかたがゆっくりになりますので、
最初のうちはお酒本来の濃い味を楽しむことができます。
そして、徐々に氷が溶けるにつれて変化してゆく味を楽しむことができます。
逆に、常温のお酒を使うと急速に氷が溶けてゆきますので、
すぐにお酒の濃度も下がります。
最初からサッパリとした味わいになります。
どちらがお好みに合うか、お試しいただきたいと思います。
3、お酒と氷だけでも十分おいしいのですが、
「すだち」や「レモン」などの柑橘系の果汁を加えると
また違う表情の味わいになります。
日本酒の旨味と果汁のキュッとしまった酸味が意外なほどマッチします。
ここでのポイントは果汁を入れすぎないことです。
グラスに 1~2滴で十分だと思います。
あまり多く加えすぎると日本酒本来の味わいが消えてしまいます。
そして、もう一つのポイントは、 強く絞らないことです。
柑橘系の果物をギュウギュウと強く絞ると、
皮の成分が混じって苦みが出てしまいますので、そっと絞るようにしてください。
色々と書きましたが、味の感じ方は個人差がありますので、
ご自分に合った方法で加減をしながら、お楽しみいただきたいと思います。