江戸川区小岩の司法書士小林です。
昔借り入れをしたけれどもうっかりして支払を途中でやめてしまったという方はいらっしゃいませんか？
払わなくなってから、しばらくは請求がきていたけれども、そのうち請求が来なくなったので、いつのまにか借りたことを忘れてしまっていた。
こういうケースが意外と多いようです。
ですが請求がこなくても借りたことに間違いないのです。
そこで滞納して何年も経ってから請求されて思い出してあわてるようなこともあります。
場合によっては１０年以上たってから請求書が来ることもあります。
債権回収会社へ債権譲渡されて通知が来る人も多いようです。
長い間支払っていない場合は、元金のほかに利息・遅延損害金も加算されますから、滞納した金額よりもかなり増えているのです。
そこで急に督促状がきて一括で払ってくださいと言われて困ってしまう人が多いのです。
そんな時に知っておきたいのが時効援用の手続きです。
最後の返済から５年以上が経過していると時効援用の内容証明書を送ればもう請求されません。
ただし、裁判所から呼び出し状が来た時は別です。
裁判を起こされたら裁判所の手続きに従った書類を提出しないといけません。
訴状が届いたら答弁書、支払督促が届いたら督促異議申立書の作成が必要です。
まさか簡易裁判所から通知が届くとは思っていなかったという人が多いのですが、裁判所から特別送達で届いた封筒を放置していても裁判は進行します。
欠席裁判は欠席した借主に不利になります。
そこで、裁判所の呼び出し状に書いてある期日に間に合うように、早めに司法書士に相談して事情を説明してください。
できることなら時効援用の手続をとってもらうと良いでしょう。
秀都司法書士事務所（小岩駅３分）０３－６４５８－９５７０