経団連への錯覚・誤解? | キャリアコンサルタント~気づきから自分発見の旅~

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今朝の日経新聞の見出し

「経団連、通年採用に移行」

「新卒一括を見直し 大学と合意、日本型雇用転機に」

 

中日新聞は

「新卒の通年採用推進 経団連が慣行見直しへ」

 

経団連が、「通年採用に移行する」「慣行見直し」という

 

主体のような見出し。

 

でも経団連がいくら一括採用を見直しをしたい言っても

 

具体的にそれを実施するのは傘下の各企業、しかも

 

就職協定でご存知のように経団連は傘下企業への特段の」

 

強制力もなく、指導力もありません。

 

つまり経団連は何か採用活動で意図的に何かを企画する

 

いう能力はありません。

 

あくまでも傘下各企業が通年採用にシフトしているだけの話、

 

どうも見出しのように経団連が何か動かしているという

 

のは大いなる誤解ではないかと思います。

 

新聞もこんな見出しでは企業の採用活動を皮相的な捉え方

 

をしているように見えます。

 

むしろ個別の企業が採用でどんな動きをしていて、それが

 

トレンドとしてどんな流れになっているのか、その変化の

 

先端部分を報道することが、ニュースとして価値があるように

 

思います。