ここ数年、ほとんどゲームをしていない。子どもの頃は学校から帰るとゲームばかりしていた。
だが歳を取るにつれてだんだんゲームをしなくなっていった。ゲームをすることで感じる擬似的な達成感に嫌気が差してしまったのだ。
ゲーム内でどれだけ多くのことを達成しても、現実の自分は変わらない。むしろ、ゲームという非生産的な活動に時間を費やしているのでダメになっている。
引きこもりの人はゲームばかりしているというイメージがあるが、僕の場合は逆で自己肯定感が下がれば下がるほどゲームをする気力がなくなっていく。
僕が一日中ゲームばかりしている姿を見て親はどう思うだろうかと考えてしまう。まあ、その感覚はきっと正しいのだろうが。
引きこもりだからこそ、無職だからこそ、何か生産的なことをしなければと思う。就職できればそれに越したことはないが、それはなかなか難しいからね。
で、今の僕にとっての生産的なことが、小説を書くことというわけだ。小説を書くのは基本的に大変だがやりがいもあるし、生きているという実感も湧く。自分は無力じゃない、という気持ちにもなれる。
文章を書くということが今の僕にとっては精神安定剤のようになっているのだろう。別に僕は文章を書くことが得意なわけじゃないが喋るのが苦手なので、もう書くしかない、という感じだ。今の僕は文章を書くことでしか世の中にコミットできない。少なくともゲームよりかはいくらかマシな活動といえるだろう。
理想の自分になど到底なれそうもないが、少しでもマシな自分になれるように努力していきたいものだ。