ダルい身体を横にして、目を閉じて、夢を見ようとした

真っ暗な目の前、拍手の音

夢ではなかった

目を開いても拍手の音

部屋に響いている

そうか、これは、窓の外

窓の外の雨の音

雨降りは大喝采

ステージの上、想いを吐いた

客席にはまばらな客

想いはいつも跳ね返されて伝わらない

雨よ降れ

ステージの上、心で思う

吐き終わった戯れ言

晴れ渡った客席

ダルい身体は今日もそのままベッドへ

夢を見ようとする

真っ暗な目の前、待った拍手
なんのために働いてるんだろう。

ただ働いて、ただ生きている。

目的がない。

たいして興味のないことを仕事にして、苦労して、疲れて。

何かのためなら頑張れるのだろうか。

自分のためとかは無理だ。

自分に興味がない。

というよりは自分のことよりはひとのことを考えている方が好きだ。

誰かのために。

目的は
久しぶりに書くこと。

今日は久しぶりにあの子の家を訪ねた。

空っぽのあの子の部屋をご両親は見せてくれた。

まだ、悲しいことを伝えた。

ご両親も同じだった。

当たり前だ。

家族なんだから。

いなくなってからそのままにしてあった部屋を最近片付けたらしい。

やっと片付けられたのはあの子のことを想ったかららしい。

あの子の母は俺に言う。

「好きだって言ってた子はどうしたの?」

俺は“好き”をやめたと答えた。

あの子の母は少し黙ったあと、ゆっくり優しく言った。

「もうあの子のことは気にしなくていいのよ。あなたは自分の気持ちに素直になりなさい。」

俺は涙をこらえて返事をした。

涙はあの子の母の優しさのせいだった。

それとあの子の影を少し母に見たからだった。