I'm myself.

他人には頑張ってもなれはしない。

他人の皮を被って、別人のふりをしても。

心は自分。

口から出る言葉はどんなに偽っても裏には本音が隠れている。

ホントの自分を隠すための別の自分を作り上げた。

ふとした拍子にホントが出てきた。

自分が二人できた。

逃げ道をどんなに作っても塞がっていく。

自分を嫌った自分も嫌い?

自分を嫌ったのだって自分です。

嫌っても嫌っても自分の心。

逃げても逃げても自分の行動。

自分を嫌うくらいなら、頑張って自分を好きになれ。

もうやった。

どうやっても好きになれない。

それなら自分の周りを見ろよ。

周りにいる友達と呼べる人は自分のことが好きだから周りにいるんだ。

I'm myself.

自分は自分。

変われはしない。

外見はね。
「好きです」をまともに言われたのは二回しかなかった。

一回目はそう、君に気持ちを吐き出せたとき。

顔を赤らめた僕と次第に赤くなる君。

日は暮れ始めていた。

口に出すことを一度戸惑ったのは君と離れたくなかったから。

それでも口に出したのは君を放したくなかったから。

返事を待っていた時間は雪が地に落ちるまで。

そして返事で聞いた一回目。

二回目はそう、清々しい晴れた日。

並木道は紅く染まって、散っていた。

君の左手と僕の右手はあったかい。

しばらく歩いて紅の絨毯。

君は突然立ち止まった。

紅濡らす雨が降る。

震えた言葉がゆっくりと僕に伝える「別れの日が来た」。

理由を知らないまま別れは来た。

ただ君が確実に伝えた二回目。

季節は何度も廻ったある日。

また別れは来た。

知らされたのは君の親から別れのこと。

赤いランプと嫌な音。

駆けつけた先に君はいた。

真っ白な部屋と君。

近くに来たが君はいない。

冷たい手、開かない瞳。

桜は雨に濡れて散る。

涙は君の肌へ落ちるけど、そのまま流れ落ちてシーツの上。

気付けば疲れて並木道。

コンクリートは黒く、雨を弾く。

そんなとき雨は憎たらしくも大喝采。

盛大な拍手で濡れた僕を囲む。

悲しみはそのままで。
なんでもない。

なんでもないんだ。

ただの影。

近づかれるのが怖くて遠ざける。

影は光が近づくと、後ろに隠れる。

それと似ていると理解してくれ。