先週、松本零士先生が亡くなられた報道を観ました。ご冥福をお祈りします。先生の作品は、ユーモアもあり考えさせられる題材もある素晴らしい作品です。
子供の頃に作品に出会って生き方や考え方を多く学び、今後の人生にも影響をあたえてもらったとても好きな作者です。今回の作品も、後に紹介する初見の人でも見やすい銀河鉄道999もオススメです。
ただ、偉大な功績を成し遂げた作品もあるのに雑な報道を見る限り知られていない現実は悲しいので、紹介します。
松本零士先生の作品(特に古い作品)は時代の関係で考え方に違いがあったり、他作品との兼ね合いで時系列や設定にズレがあるので今回は地上波版宇宙戦艦ヤマトの作品として初見の方とって複雑な部分はすべて割愛します。
宇宙戦艦ヤマト
この作品は地上波アニメの宇宙戦艦ヤマトの内容を映画の長さに合うように編集されたものです。映画は時間が限られているのであるあるですね。この映画を一言で言うなら地球を救うための戦いの旅です。
あらすじは
2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていた。冥王星に前線基地を建設したガミラスは、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続け、海は蒸発して地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅する。人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていたが、地球の科学力ではガミラス軍の撃退も地球環境の修復もできず、地下都市にも放射能汚染が進行し、人類滅亡まであと1年と迫っていた。
そんな中、外宇宙から飛来した1隻の宇宙船が火星に不時着し、通信カプセルが回収される。その中には、地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から地球に宛てた、「放射能除去装置 コスモクリーナーDを受け取りに来るように」とのメッセージと、外宇宙航海に必要なワープを可能とする波動エンジンの設計図が納められていた。
地球は、太平洋戦争末期の坊ノ岬沖海戦沖で撃沈され九州沖の海底に眠る日本海軍の戦艦「大和」を隠れ蓑に似せて建造した宇宙船にこの波動エンジンを搭載し、コスモクリーナーDの受領のための宇宙戦艦「ヤマト」として完成させる。沖田十三を艦長とし、古代進、島大介、森雪などの乗組員を乗せ、イスカンダル星に向け、1年という限られた猶予の中、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発つ。
といったものです。補足するのであれば…
なぜ、ガミラス帝国は遊星爆弾を地球に落としたのか。それは後に判明します。
外宇宙から飛来した宇宙船に乗っていたのはイスカンダル星人の女性でメッセージの主のスターシャという人物の妹で、すぐに亡くなりました。
大和は第二次世界で有名なあの大和がモデルです。
この作品は最初にイスカンダル星を向かう旅…というイメージですが、のちに驚きの展開になります。気になる方はぜひ見て下さい。