大圓寺は、東京都目黒区下目黒にあり、JR山手線目黒駅から徒歩約5分で行けます。

 2024年7月13日に、目黒の寺社巡りで最初に訪れました。

 

 「目黒駅の西口を出て、すぐ左手の歩道橋を渡ると、角のビルの裏手に目黒川に下る細くて急な坂がある。この坂は行人坂といい、かつて目黒不動参詣の道としてにぎわった道である。坂を下り始めて間もなく、左手に天台宗大円寺がある。

 この寺は、江戸の初期、1615年から1624年に湯殿山の行人、大海法印が建てた大日如来堂に始まると伝えられている。山門を入るとまず目につくのが、境内左手のがけに沿い幾段にも並ぶ石仏群である。初めてここを訪れる人はその数の多さに目を見張ることだろう。釈迦三尊像、五百羅漢像などから成る520体ほどの石仏像は、1970年、都有形文化財に指定されている。」

 「振袖火事、車町火事と並んで江戸三大火のひとつである1772年の行人坂火事は、この大円寺が火元といわれている。」 

 「石仏群はこの大火の犠牲者供養のために、石工が50年という歳月をかけて完成したといわれている。」

 「この寺のご本尊は、1193年に造られた清涼寺式釈迦如来立像(寄木造り・高さ162.8センチメートル)で1957年に国の重要文化財に指定されている。」(目黒区ホームページより)

 

 行人坂から山門を入るとすぐに本堂があり、手を合わせてきました。

 山門を入って、左手には、石仏群があり、五百羅漢像やとろけ地蔵尊などがありました。

 その他にも、寺院内には、観世音菩薩、みがわり地蔵尊、六地蔵、七福神、大黒天、庚申塔など、多くの石像や石碑があり、見ごたえがありました。

 本堂の左右には、阿弥陀堂と釈迦堂がありましたので、こちらでも手を合わせ、寺務所で、御朱印を頂いてきました。

 

 成就院は、目黒区下目黒にあり、東急目黒線不動前駅より徒歩約7分で行けますが、私は、同日、大圓寺に行った後で、歩いて約10分程で行きました。

 

 成就院は、「858年慈覚大師の開山で、本尊は大師の自作と伝えられ3匹の蛸にささえられる蓮華座に乗る薬師如来像です。俗に蛸薬師とよばれ疫病除の仏として人々にあがめられています。

 この寺の所有に浮世絵師鳥居清長(1752-1815)筆の歌舞伎十八番の一の出し物を描いた「矢の根五郎」の額がありますが、国の重要美術品に認定され国立博物館に保管されています。

 境内には、徳川2代将軍秀忠の側室、お静の方がわが子保科正之の栄達を祈願し、大願成就のお礼に奉納された「秋葉大権現」が併祀されています。この他に江戸時代の地蔵尊や庚申塔が建っています。」(目黒区教育委員会掲示より)

 

 工事中でしたので、本堂の外側にある「ありがたや福をすいよせるたこ薬師」と書かれた掲示板の下の石仏群に手を合わせました。阿弥陀如来像を真ん中に、右側が三体の観音像で、左側が、三体のお地蔵さまだそうです。

 通常であれば、本堂でのおまいりや御朱印も頂けたのですが、タイミングが合わなかったですね。

 

 本堂でおまいりできなくても本堂を訪れただけでも幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年7月16日の生活記録」