川越城は、埼玉県川越市にあり、東武東上線、JR川越線の川越駅から徒歩約30分、または、西武新宿線の本川越駅から徒歩約25分で行けます。

 小江戸巡回バスで行く方法もありますが、私は、川越の街歩きをしながら行きました。

 

 川越城は、1457年に、上杉持朝の命により、家臣の太田道真・道灌親子が築いたといわれています。

 江戸時代には江戸の北の守りとして重要視され、代々幕府の重臣が城主となっていました。

 かつての城は、現在の初雁公園から川越市役所に至る広さであったそうです。

 大半は失われ、二の丸跡は川越市立博物館・川越市立美術館、三の丸跡は埼玉県立川越高等学校となっていますが、高校の南に、小高い丘の「富士見櫓」跡が残り、頂に御嶽神社と浅間神社が建っています。

 川越城には天守はなく、城の中で一番高い所にあった富士見櫓が天守の代わりをしていたとのことです。

 現存する建物は1848年に建てられたもので、本丸御殿の一部として玄関・大広間・家老詰所が残り、川越藩17万石の風格をしのばせています。

 

 川越と言えば、江戸時代には親藩・譜代の川越藩の城下町として栄えた都市で、小江戸の別名を持っています。

 城跡・神社・寺院・旧跡・歴史的建造物が多く、文化財の数では関東地方で神奈川県鎌倉市、栃木県日光市に次ぐといわれています。

 戦災や震災を免れたため歴史的な街並が残っており、市内の観光名所も多い観光都市です。

 

 名物としては、江戸時代からの特産品であるサツマイモの加工基地となっています。

 川越芋は、火が通りやすく芋きんとんなど加工すると美味になる品種で、芋せんべいや芋羊羹、芋松葉、芋納豆、芋シュー、二色芋ババロア、芋プリンなど豊富です。

 その他、和菓子、川越団子、煎餅、川越茶、そうめん、うなぎの蒲焼、漬物、豆腐、蒟蒻、なども江戸時代からの名物です。

 名所としては、川越のランドマークであるときの鐘があります。

 現在の鐘楼は、1893年の川越大火の翌年に再建されたものですが、3層構造の塔で、高さは16メートルあります。

 400年近くにわたって川越城下に時を知らせており、今も機械式で一日4回、銅鐘を打っています。

 蔵造りの街並みが残る川越一番街も人気エリアです。

 現在は多くが、資料館、ギャラリー、個性的なカフェなどに利用されています。

 大正時代の家並みや石畳の商店街である大正浪漫夢通りも有名です。

 菓子屋横丁も人気のエリアですね。

 昭和初期には70軒ほどの業者が軒を連ねていましたが、現在では20軒ほどまで減少しています。

 城跡・神社・寺院としては、川越城本丸御殿、川越大師の別名で知られる喜多院、天台宗の寺院である中院、日本三大東照宮の1つである仙波東照宮、三芳野神社、浮島神社、日枝神社、成田山川越別院本行院、東明寺、氷川神社、養寿院、蓮馨寺、川越八幡宮、熊野神社などがあります。

 

 歴史ある古い街並みを散策して幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月23日の生活記録」