神奈川県立東高根森林公園は、神奈川県川崎市宮前区にあり、JR南武線の武蔵溝ノ口駅、東急田園都市線の溝の口駅よりバスに乗り、森林公園前で下車して徒歩約3分で行けます。

 私は、宮前区に住んでいた頃は、家に車があったので、車で行きました。

 東高根森林公園は、川崎市のほぼ中央部に位置し、東名高速道路と市営緑ヶ丘霊園に隣接した場所にあります。

 現在、古代芝生広場になっている場所は、住宅地の開発により、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた竪穴住居跡が発見され、また、周囲のシラカシ林が、学術上非常に価値の高い植物群落であることが判明しました。

 そこで県では、これら集落跡とシラカシ林を文化財として保護するため、1971年、史跡及び天然記念物に指定する一方、これら文化財を含む周囲を一体として県立都市公園として整備することになり、1973年から工事に着手しました。

 今では、この豊かな自然をより身近に感じることができるようにと、さまざまな取り組みを行っています。

 また、当公園は神奈川県、川崎市の災害時、広域避難場所に指定され、川崎市の臨時給水所にもなっています。

 南口から入り駐車場に車を止め、公園に関する情報発信なども行っているパークセンターを右手に、公園の中に入っていくと階段の両側にて数品種のユリを見ることができるユリ園と、春になると清流沿いに梅やサンシュユが花開くケヤキ広場があります。

 さらに進むと、自然林に近い形でシラカシ林が残存しています。樹齢150年から200年になるものもあり、県指定の天然記念物になっています。

 公園の頂上には、古代芝生広場があり、芝生の下には弥生時代から古墳時代の遺跡(東高根遺跡)が眠っており、歴史の詰まった広場でもあります。

 東高根遺跡は、約60軒の竪穴住居跡が確認され、広場全域では約100~150軒の竪穴住居跡があると推定されています。

 広場の奥には、湿生植物園があり、湿田の上に伸びる木製デッキは格好の散歩道になっています。

 春頃にはレンゲやナズナが花を咲かせ、湿田の脇を流れる小川では水辺を好む昆虫や小魚も見られます。

 湿生植物園は、弥生時代の水田跡と自然水を利用した湿田で、7000平方メートルに稲作田ゾーン、湿生花園ゾーン、湿生樹林ゾーン、湿生野草ゾーン、梅林ゾーンの5つに区分しています。

 木道を少し進んでいくと、樹林に囲まれた自然観察広場があります。テーブルやベンチもあり、ひと休みするのにいい所です。

 広場の手前のシラカシ林とクヌギ・コナラ林に囲まれたエリアが花木広場です。

 石段を上がると東屋や見晴らし台があり、木々に囲まれながらほっと一息つける広場となっています。

 その横には、古代植物園があり、食料、衣料、染料、建物、薬、木製品、親しまれた植物の7つの部門に分類されており、縄文時代から平安時代の衣、食、住にかかわってきた主な植物を見ることができます。

 古代植物園の隣には川崎市立東高根森林公園があります。

 東高根森林公園には、麻生区に引っ越して車を手放してからは、まったく行かなくなってしまいました。

 まだまだ、行ったことのない所にも行きたいですしね。

 

 まだまだ新たなところを開拓して幸せ

 

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