祭りレポ…なかなか筆、もとい、ブログを書く意欲が湧かず
結局『城』レポにて、再開させて頂きます。
やっぱし、地元の祭りは文章を加えるのが難しいですわ。
写真だけとは言ったものの、文章がある程度ないと、シックリと
こないんですよね。
まぁ、ブログにそんな向き合い方しているのは私だけかもしれませんが。
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では本題を。
2022年のゴールデンウイーク。
前年の年末、高知に行ったものの、その後は城巡りもせず(できず)の
状況が続いていました。
オミクロン株なるものも猛威を振るっていましたが、もう我慢ならん
四国外の『城』を見に行くぞと。
でも、都会はまだまだ怖い印象だったので、できれば人が少ない場所を
と選んだのが、石見、長門、周防でした。
でも、今になって考えると、観光地に行ってしまっているんですよね
しかし、そう遠くない(と思っていた)場所ですし、一晩走れば着く
土地なのです、かなり早い段階から決め打ちしていていたと思います。
という事で、仕事が終わってから仮眠を取って、夜中に出発。
やはりそんな時間帯だけに、車も少ない…と思っていたのは四国内だけ。
山陽道に入ると、車、車、車。
しかも、結構なスピードで走っているので、気が抜けない
休憩しようと思っても、SAやPAは満車
もうぶっつづけで走るしかないんですよね。
広島まで来て、やっと山陽道を抜けると、閑古鳥の様な高速に入って
やっとPAで仮眠休憩が取れました。
起きた後は中国道経由で、最初の城へ。
目的地に辿り着こうかという下り坂で、山上に朝陽に光る石垣が
見えました。
その城こそ、津和野城 です。
チラ見レポ
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見所となる遺構 (土塁など)はブルー、名前のある場所 (本丸など)はパープル
現存建築物 (移築建築物含む)はピンク、再現建築物 (模擬建築物含む)はオレンジ
跡地 (櫓跡など)はグリーン、その他 (銅像など)はブラックで表記します。
縄張図
説明
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津和野城下に入ってきました。
駐車場を探しに彷徨って(てはない)いると、二層の櫓が見えてきました。
車を降りて、近くに行くと、赤い石州瓦が乗っています。
この櫓の名は 馬場先櫓 。
麓にあった藩邸の隅にあったのだとか。
ちなみに、この城には現存建築物が二基残っていますが、そのうちの一基で
さらに、往時から場所が動いていない、唯一の建物だとか。
石州瓦がシブイ。
この馬場先櫓の上には、織部丸の石垣 が見えます。
電線が邪魔とか言わんといて下さい。
石垣の周囲の木々は見事に伐採されていますね。
津和野町の気迫が感じられます(何の)。
山の上の石垣を魅せるというのは、なかなかの力の入れようでしょう。
馬場先櫓の至近距離までやってきました。
ただ、近づけば近づくほど、電線が気になってしょうがないんですよね
市街地に残っているので仕方ないのではあるが…。
御殿にあったという事で、石垣 は低く、あまり見栄えはしません。
また、瓦の色落ちも目立つなぁ~。
何かディスってばかりいるような…。
この馬場先櫓の近くにも、もう一基の現存櫓があるので、移動しましょう。
このアングルが一番良かったりする。
移動すると言っても、一分もかかりません。
上の画のサイドに写りこむ津和野高校の目の前にあるんですから。
そして、その 物見櫓 の前にやってきました。
ここでも電線が邪魔を
説明
馬場先櫓と違い、こちらは、移築されているそうです。
ただ、現存建築物には間違いありません。
しかも、藩邸の櫓という、非常に稀な遺構ですから貴重です。
私も、かれこれ10数年、城巡りをさせて頂いていますが、この様な櫓が
残っている、しかも二基も残存しているのは、ここだけでしょう。
朝陽に照らされている姿は美しいですね。
ところで、この櫓は、下部が海鼠壁になっていますね。
それに白壁と赤い石州瓦が乗っているので、派手ですね。
今迄見て来た、城郭建築とは一線を画しています。
背後に廻りこみます。
そこには表のイカツイ姿はなく、櫓が倉庫の役割を果たしていたとよく判る
扉がありました。
倉庫感が強すぎる姿です。
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では、麓の城郭遺構探訪はここまでにします。
面白い、遺構を見る事ができました。
さて、車を駐車場に停め(当たり前の様に、私の車だけですが)、いよいよ
山上へ向かいます。
勿論、観光リフトなんか動いている時間ではないので、登山です。
しかし、ほぼ半年ぶりの山登り。
キツイです。
しかもコロナ禍で、殆ど動いてもいなかったので、体力は激減していますので
余計にシンドイです。
ただ、泣き言は言ってられません、目的があるんですから。
リフトのロープを潜って、登っていくと、遺構が見えてきました。
三連続堀切 です。
これだと、二条しか見えんですが…。
付近図
説明
それにしても、この堀切。
かなり、鋭利ですよね。
しかも、かなり深そうですね。
ただ『三重』の画が撮れないんだよねぇ~
間伐がされて、眼では見易いんですが、カメラで写すと、判り難い
これは三条写っているんですが…奥の一条が判らん
このアングルでやっと、三連続で断ち切っているのが判る様な。
それにしても、こんな至近距離で堀切を連続させているのも、珍しい様な。
そして、セオリー通り、城域内側の方が高くなっているので、削り残しの
部分に敵兵が登ってきても、射程に収まる形にしており、まさに教科書の
様な連続堀切ですね。
そんな教科書なんてないでしょうが。
この堀切の隣にも尾根があるのですが、こちらは小さな 曲輪 を展開
させていました。
何故、こちらが曲輪なのかは謎ですが…。
尚、この尾根を下った場所に、時打櫓跡というのがあった様で、さらに
そこから派生する尾根にも三連続堀切があるみたいです。
ただ、初手からいきなりそこまで行く自信はありません。
最初から行く気がなかったというのが正直なところですけどね。
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その1はここまでに致します。
尚、このゾーンはその2の初っ端にも紹介していきます。