21.12.30 朝倉城[四国最大級の中世城郭]その9 | ぬるま湯に浸かった状態

ぬるま湯に浸かった状態

城巡りを中心にしたブログです。
『ぬるい』ので入られる方はご注意ください。

朝倉城 レポ第9弾です。

 

 

その8のレポ

 

 

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見所となる遺構(土塁など)はブルー、名前のある場所(本丸など)はパープル

現存建築物(移築建築物含む)はピンク、再現建築物(模擬建築物含む)はオレンジ

跡地(櫓跡など)はグリーン、その他(銅像など)はブラックで表記します。

 

 

 縄張図

 

 

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すいません。

その8、後半を訂正させて頂きました。

堀切だと思った所がは横堀でしたアセアセ

こんな間違い…今迄なかったなぁ~えーん

やっぱし、2年経ってからのレポやからかなぁ~(何度も言ったフレーズ)。

言い訳…もとい、お詫びして訂正いたします。

では、気を取り直して、レポを進めていきます。

 

 

横堀 内に降りて見ます。

尚、ここの横堀ですが、その8の最初の方に出てくるのが上(南)にあるので

連続横堀 になっているんですよね。

 

 この深さはなかなかのモノです。

 

 

ちなみに、この横堀ですが、この城に初めて来た時から知っている(多分)

のですが、何時も、素晴らしいと思ってしまうんですよね。

北からやってくる登城路の脇にあるので、非常に判り易いし、大木は植わっては

いますが、入りやすいというのがあるので、城初心者だった当時でも、堂々と

見学していた様な気がします。

 

 まぁその登城路から登った事はないんですけどね。

 

 

 

上の画でも、チラりと写りこんでいますが、右(南)の 切岸石積

痕跡がありました。

この城の石積は、今迄『違うだろ』認定してきていますが、この石積は

形が崩れているので、判断しにくいです。

ただ、こんな中途半端な場所に石積っていうのも、どうなんやろ。

ほんまモンなんか、偽物なんかが判り難いのですが…紹介は太字にしておきます。

 

 判断はできませんでした。

 

 

 

さらに、横堀を奥(西)に進んでいきます。

ここらにはシダが見えますね。

シダと言えば、以前、訪れた久礼城には、悩まされた記憶がありますし

先だって言った、紀伊の城にも、結構、生い茂っていました。

 

 

久礼城レポ

 

 

 

横堀を西に進んで行くと、土塁 が廻りこんでいて、行止りになっています。

この土塁の下には竪堀が走っているのですが…見えんですね。

ちなみに、その竪堀は、その7の最後で登場したモノです。

 

 竪堀の終点あたりか、真下にあるようです。

 

 

 

では折り返して、その8で間違ってしまった…三連続方面へ戻っていきます。

ちなみに上の横堀には竹が群生していましたが、ここらはまた侵食されて

いませんね。

 

 桧かなんかでしょうか…木の事はよぉ~判らんてへぺろ

 

 

 

ちなみに、木に詳しい友人がいて、以前、高知城を探訪した際に、僕は石垣を

愛でているのに、彼は、木をジックリ見ていました。

高知城には樹齢の長い、木々が植わっているので、なかなか鑑賞ポイントが

豊富の様です。

そうやった楽しみ方もあるんですね。

 

 知識が豊富というのは楽しみも増えるという事でもありますね。

 

 

 

閑話休題。

ではそろそろ、横堀を脱出します。

 

 勘違いしていた堀切に戻ります。

 

 

 

戻ってきました。

ここで、自分に自分に戒めなのですが、この 三連続堀切 の部分は陽が当たる

場所なんですよね。

ただ横堀は、南側が主郭方面、太陽の陽が当たり難い場所なんですよね。

何で、あの時にそういう事が気づかんかったのか…。

ってまた言い訳ですが。

ちなみに下の画、三連続堀切の、二条目の 堀切 にあたります。

木々が伐採されて、陽がめっちゃ当たっています。

 

 この堀切はそこまで深くはありませんが、明瞭です。

 

 

 

そして、こちらが三条目の 堀切

今迄、全く見る事もできなかった、この堀切が目の前に。

どういう目的で、伐採されたのかは判りませんが、本当に、この時は

この城に来て良かったと思いましたし、大興奮していた事を思い出します。

 

 二度以上廻った城もありますが、こんな事があるから何度も行くんです。

 

 

 

昨年、宇和島城や松山城のレポを書きましたが、何度も訪れている城でも

立ち入れなかった場所での発見や、今迄気づいていなかった事に対しての

発見もあるんですよね。

ただ中世城郭で、こういう体験は初めてだったので、嬉しさ倍増でした。

 

 この堀切もかなり深いですね。

 

 

 

その8でも書いたのですが、伐採されて放置さえている木も、この時は

気にしませんでしたね。

何時もなら、残念やなぁ~って思うのですが、この時は、この木が切られた

お蔭で遺構が見えるという事で、感謝…はしてないですが、邪魔だとは…

少し思ったかもしれませんが、そこまで邪魔者扱いしませんでした。

 

 ほんま感動しまくりでしたもん。

 

 

 

三条目の堀切。

十分に堪能したので、脱出です。

 

 体力的に厳しい時間でもありましたが、もう少し奮闘します。

 

 

 

ここで久々の植物コーナー!

名前は知りませんが、この実はなんなんでしょうね?

ただ、折れていましたが…。

 

 毒々しい色を放っていました。

 

 

 

二条目は…パスしてんのかなぁ~。

で、一条目の 堀切 です。

堀底は非常に狭く、歩きにくかったですね。

上でも書きましたが、体力的に厳しい時間帯だったので、ヘロヘロだったのですが

画は撮りまくっていました。

 

 三条目のそれに比べて、狭いですよね。

 

 

 

この辺りの写真なのですが、興奮しているのか、それとも疲れているのか

ブレている画が結構、多かったですわ。

ちなみに、この画も少々、ブレています。

 

 ピントの合わせる箇所もオカシイのでしょうが…。

 

 

 

堀切の上の 土塁 上に登ってこれました。

こう見ると、この先の 土塁 は鏃の様な形をしていますね。

何となく、堡塁 に見えん事もないですが…どうなんでしょうね。

そんな感想を持てるのも、伐採して頂いているお蔭です。

 

 堡塁であってもおかしくはないですね。

 

 

 

この三連続堀切のゾーンの最後は、上から見た俯瞰を…って堀切が殆ど

写っていないんだが…。

 

 しかし、伐採したお蔭で見れた遺構はここだけじゃなかったんです。

 

 

 

この堀切の上(南)の斜面から、東に落ちていく、竪堀 があるんです。

下草が結構、植わっているので少々判り難いですが、木々が伐採されている

お蔭で、竪堀が斜面を降っているの見えます。

尚、手元の縄張図でも記載がありますが、今迄、見れないからサッサとスルー

していた様な気がします。

 

 中央が凹んでいるのが竪堀です。

 

 

 

この竪堀もかなり長いようです。

終点近くには、南側に横堀がついていて、その延長線上に北側に

堀切がついているようです。

上の三連続堀切のある尾根の直ぐ隣にも尾根がみたいです。

でも、さすがにそこまでは見に行けんですわ。

体力的に、かなり厳しいもんで…だいぶへばってきています。

 

 最初にこちら側に廻っていたら、あるいは…。

 

 

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その9はここまで。

次回その10で完結予定です。