21.12.30 朝倉城[四国最大級の中世城郭]その7 | ぬるま湯に浸かった状態

ぬるま湯に浸かった状態

城巡りを中心にしたブログです。
『ぬるい』ので入られる方はご注意ください。

朝倉城 レポ第7弾です。

 

 

その6のレポ

 

 

   ---------------------------------------

 

 

見所となる遺構(土塁など)はブルー、名前のある場所(本丸など)はパープル

現存建築物(移築建築物含む)はピンク、再現建築物(模擬建築物含む)はオレンジ

跡地(櫓跡など)はグリーン、その他(銅像など)はブラックで表記します。

 

 

 縄張図

 

 

   ---------------------------------------

 

 

竪堀から脱出し、上から 竪堀 を臨みますが、これだけ見たら穴ぼこにしか

見えんですなアセアセ

写真の限界がこういう所に感じます。

やはり目視は強いですよ。

 

 でも、竪堀ですよ。

 

 

 

この上の画を撮っている場所がここ。

竪堀の間を走っている、竪土塁 です。

横移動をしようとすると、竪土塁が邪魔をする上に、この土塁を登らねばならず

全くもって、容易ならざる感じですよね。

 

 容易ならざる…鎌倉殿の十三人を、やっと最近、見終えました。

 

 

 

この竪土塁から、再び竪堀を。

でも、これだとやはり穴ぼこにしか見えんアセアセ

 

 でも、竪堀なんですよ。

 

 

 

さて、竪土塁の上に立っている感想ですが…めっちゃ怖いです。

だって、人一人しか通れなさそうですもん。

しかも、両端は、落ちたら大変な事になりそうな竪堀ですから。

少しでもバランスを崩すと…。


 生きては帰れんわな。

 

 

 

でもそんな所にも果敢に挑むのが城好きの性。

私はどちらかというとチキンなので、あまり『果敢』に攻める事が少ないですが

この位なら案外行けます。

ただ、急斜面降るなどは、全く持って苦手です。

 

 上の画と同じ様に見えますが、違います。

 

 

 

竪堀を挟んでみる、反対側の 切岸

竪堀の側壁を切岸と言えるかは判りませんが、その高さと傾斜は本当に

半端ないです。

高低差もありますが、急斜面を下らなければ、竪堀に降りられない。

これで横移動せよというのは難しい以上の言葉しか出てきません。

 

 今迄見て来た城の竪堀とは一線を画す、竪堀と言えるでしょう。

 

 

 

上に登って、二条の竪堀を見ますが…これじゃ判り難いわなアセアセ

 

 両端が凹んでいるのは判るけど。

 

 

 

ついでに判り難い構図で撮った、真ん中の竪土塁。

 

 これまた、よぉ~判らんわなアセアセ

 

 

 

何度も言いますが(言い訳を)、既に2年経った城巡りのレポ。

どういうモノを撮ったかは判らんようになっている訳で。

恐らく、真下に見える、穿ったモノを写してるのでしょうが、これまた

横堀なのか竪堀なのかが判りません。

恐らく、前者の 横堀 を狙ったのでしょうが…判らんもやもや

 

 こんな上からでも穿たれるのが判るのはイイですよね。

 

 

 

上の画の推測は当たっていました。

少し降った場所まで降りてくると、斜面に横一線に走る横堀だと判ります。

ここで斜面を登る敵を迎え撃つ、塹壕にもなりますし、堀に降りた敵を

上から射撃も可能です。

で、敵がこの堀を横移動しようとすると、あの竪堀が待ち構えており

そう簡単には移動を差せないようにしています。

かなり技巧的ですな。

 

 ここも竹が幅を効かしてるなぁ~。

 

 

 

どうかは失念しましたが、もう一段上の 横堀 を歩いているのかも

しれません(言い訳がここでも登場)。

そんな横堀は、全く持って、足元が恐怖しかありません。

踏み外すと、竹が刺さりそうで…。

 

 竪堀に様に見えますが、横堀です。

 

 

 

切岸上に、怪しい石積が見られました。

かなり怪しい…というか、この城のそれは、怪しいのが多すぎる。

 

 これも後世のモノでしょうな。

 

 

 

横堀の東端にやってきました。

ここが行止りですが、そこにあるのが 土橋 です。

見れば、竪土塁の様に見えるのですが、違います(キッパリ)。

 

 何でそんなに偉そうにいうのか…。

 

 

 

ちょっとサイドから見ると判る…と思ったのですが、竹が滅茶苦茶、邪魔を

しとるなぁ~。

そんな見難いこの土橋を使って、城兵が麓に出撃や撤退を容易にしたのかも

しれませんね。

違う意味合いでは、土橋が土塁の役割を担い、敵兵の横移動を簡単にさせない様に

しているのかもしれません。

だから竪土塁という意味合いもあったのでしょう。

こんな事を言うと、前言撤回になっていますが…。

 

 ほんま技巧的じゃわ。

 

 

 

ここから横堀を見てみました。

案外浅かったなぁ~。

でも、埋まっているだけで、往時はもっと深かったハズです。

横堀の前面は 土塁 が見られますね。

巨大な塹壕という感じもしますが、ここに城兵を隠して、斜面を登る敵を

狙う事もできそうです。

 

 所謂、二刀流ですな(違う)。

 

 

 

そして土橋を挟んであるのが、またまた 竪堀 です。

先程までほどの明瞭さはありませんが、こちらも幅が広く、かなりの長さが

ある様に見えます。

竪堀、そして横堀を入り乱して、敵兵を寄せ付けない様にすると共に

城兵側が守りやすい様にする工夫がありますね。

本当に、この城は凄すぎますわ。

四国最大級の中世城郭と副題にしていますが、四国最強の中世城郭と

行っても過言ではないのではと思いますね。

 

 決して言い過ぎではないと思います。

 

 

   ---------------------------------------

 

 

その6はここまで。

もう少し、朝倉城レポは続けていきます。