朝倉城 レポ第7弾です。
その6のレポ
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見所となる遺構(土塁など)はブルー、名前のある場所(本丸など)はパープル
現存建築物(移築建築物含む)はピンク、再現建築物(模擬建築物含む)はオレンジ
跡地(櫓跡など)はグリーン、その他(銅像など)はブラックで表記します。
縄張図
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竪堀から脱出し、上から 竪堀 を臨みますが、これだけ見たら穴ぼこにしか
見えんですな
写真の限界がこういう所に感じます。
やはり目視は強いですよ。
でも、竪堀ですよ。
この上の画を撮っている場所がここ。
竪堀の間を走っている、竪土塁 です。
横移動をしようとすると、竪土塁が邪魔をする上に、この土塁を登らねばならず
全くもって、容易ならざる感じですよね。
容易ならざる…鎌倉殿の十三人を、やっと最近、見終えました。
この竪土塁から、再び竪堀を。
でも、これだとやはり穴ぼこにしか見えん
でも、竪堀なんですよ。
さて、竪土塁の上に立っている感想ですが…めっちゃ怖いです。
だって、人一人しか通れなさそうですもん。
しかも、両端は、落ちたら大変な事になりそうな竪堀ですから。
少しでもバランスを崩すと…。
生きては帰れんわな。
でもそんな所にも果敢に挑むのが城好きの性。
私はどちらかというとチキンなので、あまり『果敢』に攻める事が少ないですが
この位なら案外行けます。
ただ、急斜面降るなどは、全く持って苦手です。
上の画と同じ様に見えますが、違います。
竪堀を挟んでみる、反対側の 切岸 。
竪堀の側壁を切岸と言えるかは判りませんが、その高さと傾斜は本当に
半端ないです。
高低差もありますが、急斜面を下らなければ、竪堀に降りられない。
これで横移動せよというのは難しい以上の言葉しか出てきません。
今迄見て来た城の竪堀とは一線を画す、竪堀と言えるでしょう。
上に登って、二条の竪堀を見ますが…これじゃ判り難いわな
両端が凹んでいるのは判るけど。
ついでに判り難い構図で撮った、真ん中の竪土塁。
これまた、よぉ~判らんわな
何度も言いますが(言い訳を)、既に2年経った城巡りのレポ。
どういうモノを撮ったかは判らんようになっている訳で。
恐らく、真下に見える、穿ったモノを写してるのでしょうが、これまた
横堀なのか竪堀なのかが判りません。
恐らく、前者の 横堀 を狙ったのでしょうが…判らん
こんな上からでも穿たれるのが判るのはイイですよね。
上の画の推測は当たっていました。
少し降った場所まで降りてくると、斜面に横一線に走る横堀だと判ります。
ここで斜面を登る敵を迎え撃つ、塹壕にもなりますし、堀に降りた敵を
上から射撃も可能です。
で、敵がこの堀を横移動しようとすると、あの竪堀が待ち構えており
そう簡単には移動を差せないようにしています。
かなり技巧的ですな。
ここも竹が幅を効かしてるなぁ~。
どうかは失念しましたが、もう一段上の 横堀 を歩いているのかも
しれません(言い訳がここでも登場)。
そんな横堀は、全く持って、足元が恐怖しかありません。
踏み外すと、竹が刺さりそうで…。
竪堀に様に見えますが、横堀です。
切岸上に、怪しい石積が見られました。
かなり怪しい…というか、この城のそれは、怪しいのが多すぎる。
これも後世のモノでしょうな。
横堀の東端にやってきました。
ここが行止りですが、そこにあるのが 土橋 です。
見れば、竪土塁の様に見えるのですが、違います(キッパリ)。
何でそんなに偉そうにいうのか…。
ちょっとサイドから見ると判る…と思ったのですが、竹が滅茶苦茶、邪魔を
しとるなぁ~。
そんな見難いこの土橋を使って、城兵が麓に出撃や撤退を容易にしたのかも
しれませんね。
違う意味合いでは、土橋が土塁の役割を担い、敵兵の横移動を簡単にさせない様に
しているのかもしれません。
だから竪土塁という意味合いもあったのでしょう。
こんな事を言うと、前言撤回になっていますが…。
ほんま技巧的じゃわ。
ここから横堀を見てみました。
案外浅かったなぁ~。
でも、埋まっているだけで、往時はもっと深かったハズです。
横堀の前面は 土塁 が見られますね。
巨大な塹壕という感じもしますが、ここに城兵を隠して、斜面を登る敵を
狙う事もできそうです。
所謂、二刀流ですな(違う)。
そして土橋を挟んであるのが、またまた 竪堀 です。
先程までほどの明瞭さはありませんが、こちらも幅が広く、かなりの長さが
ある様に見えます。
竪堀、そして横堀を入り乱して、敵兵を寄せ付けない様にすると共に
城兵側が守りやすい様にする工夫がありますね。
本当に、この城は凄すぎますわ。
四国最大級の中世城郭と副題にしていますが、四国最強の中世城郭と
行っても過言ではないのではと思いますね。
決して言い過ぎではないと思います。
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その6はここまで。
もう少し、朝倉城レポは続けていきます。