15.05.04 長篠城【鳥居強右衛門大音声にて呼ばわった】その1 | ぬるま湯に浸かった状態

ぬるま湯に浸かった状態

城巡りを中心にしたブログです。
『ぬるい』ので入られる方はご注意ください。

サブタイトルの意味が判る方は、かなりの『水曜どうでしょう』通でしょう…。

 

前回のブログでコメント頂いた方々、有難うございましたm(_ _)m ここで復帰…としたいところでしたが、とにかくGWのブログだけ書き終えて、休養する事としました。期限は今のところ、10月の秋祭りまでと考えています。チラ見などは挙げていこうと思っています。その前に城などに行けるか判りませんけどね。

 

さて、話しは本編に戻します。古宮、亀山の両城を見終えましたが、名古屋駅発の新幹線の時間にはまだまだ余裕があります。そこで、我々(というか僕の意見が大きかったかも)は戦国期の戦い方を変貌させたとの伝承がある、戦いの発端となった城へ向かいました。しかし、道の駅で昼食を取っている時点で雨雨が振り出します。そして目的地に到着しても雨は降り続いていました。そんな雨の中到着した場所は長篠城です。

 

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現存物(移築含む)は青、再現物(模擬含む)はピンク、跡地は緑、その他の見所は黒の其々太字にしています

 

 

日本城郭大系によりますと、長篠菅沼氏が菅沼満成の子である菅沼元成が荒尾の岩古屋城から永正5年(1508)この地に移り、城を構えた事に始まります。築城の地理的背景には、往古から三河と遠江、信濃や美濃との交通の様要地であった事が考えられます。当初は、今川氏親の麾下でしたが、菅沼元貞の頃には、別所城の伊藤氏を従えるほどの勢力の伸長が見らえれました。しかし、桶狭間の合戦後の菅沼貞景の頃には、今川氏に背き松平氏に降り、貞景が遠江掛川城攻めの先鋒となったおりに討死します。その子、菅沼正禎は元亀2年(1571)には荒尾菅沼、田峯菅沼氏の勧めにより、武田氏に属し、そして天正元年(1573)、徳川家康の長篠攻略には城を脱して、信濃に移り、天正10年(1582)頃にその地で没します。

 

この間に長篠城が松平家忠、奥平昌忠らが城番に入りますが、天正13年(155)に奥平信昌が城将の時、武田勝頼の来攻をうけ、ここに長篠城攻防戦から設楽が原の織田、徳川連合軍との一大合戦となったのでした。しかし、合戦後、信昌は郷ヶ原に城を築いて移り、この城は廃城となりました。

 
長篠城 縄張図

 <縄張図>

 
長篠城 説明

 <説明>

 
長篠城 城主変遷

 <城主変遷>

 

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駐車場から出ると、まず最初に目に入ったのがこちら。まさにここで強右衛門が、城に向かって大音声で呼ばわったんですね。
長篠城 強右衛門

 <決して安田さん(onちゃん)がここで叫んだ訳ではありません>

 

 

少し遠くから…弾正郭です。
長篠城 弾正郭

 <近くに行こうという気合いはありませんでした>

 

 

二の丸…テントが張られています。これは何ぞやはてなマーク
長篠城 二の丸

 <参戦将士子孫はてなマーク

 

 

どうやら『長篠合戦のぼりまつり』というの催しを翌日に開催するとの事。確かに駐車場からこの幟が多かったですね。
長篠城

 <武田菱ですね>

 

 

既に準備はほぼ済んでいました。これだけ幟が立つと圧巻ですね。
長篠城

 <武田方メインで写してみました>

 

 

落合佐兵次の旗指物にも用いられた鳥居強右衛門の磔の絵。こんな状態でも城を救う。三河武士の忠勇の鑑として、江戸期などには賞賛されたのではと思います。
長篠城

 <ゴッツイ体してますよね>

 

 

さて、遺構に戻りましょう。ってそんなに見所が多くありませんが…。そんな見所が少ない長篠城で、遺構としては一番の見所は、本丸の高い土塁とその下の横堀です。しかも折れも伴っています。
長篠城 本丸土塁

 <本来ならこれでも凄い遺構だと思うのだが…>

 

 

しかし残念ながら、この城の遺構の凄さを感じるのはそこだけ…。跡や…。
長篠城 厩跡

 <この窪みが…>

 

 

野牛郭に関しては可哀想な状況。
長篠城 野牛郭

 <民家の敷地に…>

 

 

野牛郭の遠方には、長篠城の包囲の際の陣城があったそうです。ただ、中山砦に関しては、新東名道建設の為に消えてしまったそうです。
長篠城

 
長篠城

 <武田信実や三枝守友もここで戦死したのか…>

 

 

その1はここまで。その2に続きますチョキ

 

 

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