13.01.01 加久見城【加久見氏の居城】その2 | ぬるま湯に浸かった状態

ぬるま湯に浸かった状態

城巡りを中心にしたブログです。
『ぬるい』ので入られる方はご注意ください。

加久見城レポ第2弾です。その1左矢印からリンクしています。

 

 

現存物(移築含む)は青、再現物(模擬含む)はピンク、跡地は緑、その他の見所は黒の其々太字にしています

 

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切岸を這い上がり、再び詰ノ段へ。そして土塁の上に登ってみます。やはり高いビックリマーク
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 詰ノ段

 【土塁上から見るとその高さをさらに実感できます】

 

 

詰ノ段は、恐らく畑として使われていたのではと思います。僅かに段になっています。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 詰ノ段

 【よくあるパターンなんでしょうね】

 

 

もう一度土塁を。高いなぁ~アップ
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 土塁

 【イイですねぇ~アップ

 

 

ここも畑跡だと思しき場所です。ちなみに、写真右(西)には鉄塔が建っています。登って来る際に、朝ご飯をここで食べました。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 詰ノ段

 【左の盛土が鉄塔のあった場所です】

 

 

さて、主郭を去りますが、堀切を通って立ち去る事になります。堀切道という感じになっていますが、往時はどうだったのかなはてなマーク
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 堀切

 【左(東)側が詰ノ段にあたります】

 
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 堀切

 【上の写真の反対側から撮ったモノです】

 

 

この堀切の下から見た、主郭の切岸です。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 切岸

 【この辺りはかなりなだらかです】

 

 

ここから先の尾根状には曲輪群のようなものが連なっていますが、そこを断ち切る堀切が確認できます。でも心配していた事が…。上の写真は堀切道になっている堀切だったような気がする…。さすがに遠いのでもう一度は確認に行けんガーン
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 堀切

 
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 堀切

 【間隔が開いていたので連続堀切ではありません】

 

 

堀切があるという事は、曲輪群のようなモノがあったのかもしれませんね。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 曲輪

 【でも藪…しょぼん

 

 

さて麓に戻り、加久見五輪塔群がお寺の境内にありました。説明が非常に小さい字で判り難いとは思いますが、この加久見氏は中村の一条家と姻戚関係にあったようで、かなりの権勢を誇っていたようです。しかし長宗我部家が一条家を滅ぼすと、その軍門に下ります。朝鮮出兵の際に、加久見氏当主は戦没しますが、元親の為に領地没収され滅んでしまったようです。何故領地没収したのかはてなマーク 後継者がいなかったのかはてなマーク それとも元親に煙たがれていたのかはてなマーク ちょっと考えてしまいました。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 五輪塔説明

 【字が小さいですね…ってよくあるパターンだあせる

 

 

あまりお墓は撮らない僕ですが、説明版だけじゃぁ~ねぇ~。撮る前に拝んでから撮らして頂きました。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 五輪塔

 【ここまで五輪塔が並んでいるのは初めて見ました】

 
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 五輪塔

 【最後の当主である加久見左衛門とその夫人の墓は五輪塔ではありません】

 

 

さきほど登った加久見城と、もうひとつの峰に城跡があるのでそこを目指しましたが…道がないので断念ガーン 危険は冒せませんからね。で、その峰の間にあった居館跡地を収めてから、車に戻りました。
ぬるま湯に浸かった状態-加久見城 居館跡

 【山と山の間に居館はあったようです】

 

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加久見城。勝手に四国最南端の城とさせていただきます(ほんまはまだ南に城跡はあるそうですが…)。まぁ、四国最南端の豪族の居城というのは間違いないでしょうけどね。

 

 

そんな加久見城ですが、土塁と堀切が特徴的な城でした。特に土塁の高さ、長さはビックリえっ 少々舐めてかかっていた部分があったのですが、正直、見応えありです。この土塁の下の状況がイマイチ判りませんでしたが、恐らく、こちらからの攻撃を予想していたのでしょう。そして堀切も明瞭に残り、なかなか楽しい城でした。ただ、今まで見てきた土佐の城とは一線を画していますね。あの本山城もそうでしたが、長宗我部家の大々的な改修はされていなかったのではと思います。その証拠の竪掘や連続堀切が見当たりませんでしたから。そんな意味でも、築城からそのままの姿を残した城なのかもしれませんね。

 

 

車は加久見五輪塔があるお寺近くに停めました(こちら )。ちなみ城はこの場所から南に山際を歩いた場所に登城路の入り口があります。お手洗いは勿論ありませんので、土佐清水市街のコンビニなどで使用する事をお勧めします。探訪時間は1時間程度でした。

 

 

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