足摺岬から再び土佐清水市街へ戻ります。足摺岬に行く時も薄暗い中見たのですが、元旦は気温が低く、海水の方が温度が高い為、湯気が上がっていました。そんな状況を見ながら、コンビニで小休憩。朝食を食べた後に、車を西に向けます。市街を少し離れた場所に流れる側に沿って、少し走ると、次も目的地である加久見城の麓に到達しました。
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※現存物(移築含む)は青、再現物(模擬含む)はピンク、跡地は緑、その他の見所は黒の其々太字にしています。
日本城郭大系によりますと、四万十川流域以南の豪族であった加久見氏の居城です。そしてその規模に相応しい城です。
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恐らく気づいている方もいらっしゃると思いますが、最近は城巡りする際にまずは主郭を目指す事にしています。その方が判りやすいんじゃないかと思っている為です。勿論、レポする際にも判らない写真も少なくなるんじゃと思っていましたが…あまり効果はないかも まぁ今回もまず主郭に向かいました。その主郭。詰ノ段でしょうか。その北~東にかけて高い土塁が残っています。
【かなり素晴らしい土塁です】
【高くて長い土塁です】
この土塁上には、櫓台のようなモノがあります。ぽっこりした感じなので、櫓台って感じましたが、だぶん間違いないと思います。
【ゴミ箱のようなモノ邪魔】
でもこの櫓台、東に向かって続いているんですよね。ほんまは何だろう(自信を失っている)
【まぁ櫓台という事で】
【ここを降りていきました】
以前は、堀切なんて土の山城では当たり前なんて思っていて、あまり興味を示さなかったのですが、昨年の彦根城の堀切や、土佐の山城の連続堀切などを見ていると、堀切の凄さを感じるようになりました。この城の堀切はそう深くありませんが、主郭側の切岸が土塁があり高いので、攻め手目線で見るとかなり難攻不落に感じます。
【明瞭に残っている堀切です】
【かなり険しい切岸です】
【切岸下は腰曲輪というか、帯曲輪というか非常に狭い曲輪になっています】
堀切の向こうには小さな曲輪状のモノがあります。その先には連続堀切があるそうですが、藪が酷く撤退しました
【勇気ある撤退という事で…】
その1はここまで。その2に続きます