相羽です。



 こちらのブログでは1年以上ぶりとなりますね。



 2011年と2012年はことの他たいへんで、そこにはやはり東日本大震災の経験が大きかったですね。



 2011年と2012年あたりで個人的に色々と変わりましたが、ビジネスの話題的にはブランディング、自分がどんな感じに見られるかをけっこう意図して変えましたね。



 昔は"凄腕コンサルタント系ブランディング"みたいなのを考えてやっていたのですが、ここ最近は"謎の老師系ブランディング"になりつつあります。



 2004年に親の介護生活に入ったのをきっかけに形態としては個人自由業の状態に入って、1、2年試行錯誤して、幸いある程度の結果は出すことができましたので(最初はアニメのDVDがブログ経由でAmazonアソシエイトで売れたとか、小さい所から始まりました。)、あとはそれを元に2006年くらいから"凄腕コンサルタント系"な感じを多少意識しつつやっていたのですが(WEBビジネス普及期だったという時期的な要因もありますね)、2011年~2012年を経て、そうガツガツとビジネス(きりっ)みたいな感覚もしっくりとこなくなってきたので(引き続き現在の世の中で生きていくのに大事な要素だとは思っておりますよ>ビジネス)、今では普段は何か山とかに籠ってる老師。時々、里に下りてきて何か売って帰っていく、みたいなイメージにしていこうかなと思っております。



 もっと言うと、次の段階として、"冬眠系ブランディング"とかに移行していこうかな、みたいな。



 もう、普段は冬眠していて、春とか秋に時々起きて出てきて、何か良いものを売って、帰っていく、みたいな。プロフィールアイコンもわりとWEBで活動始めた初期からずっとシロクマですしね。




人々:"相羽さん? 今、冬眠してるんじゃない?"




 みたいな感じですかね。



 で、時々、ぬらりと起きてくると。あ、今起きてる時期なんだ、みたいな。今回は何を売りに来たんだろう、みたいな。



 ◇◇◇



 活動として最近興味を持って進めているのはKindle・ダイレクト・パブリッシング(AmazonのKindleストアで個人で電子書籍を販売できるサービス)でして、これは今年の1月くらいに第一弾を色々と実験の意味も含めて販売してみて、最近第二弾を販売開始したところです。山から下りてきて売ってた的活動ですね。



 もう一つよく考えているのは「海外との架け橋」ということで、こちらが上記のKindle・ダイレクト・パブリッシングとリンクしていったらいいなと考えているところです。Kindle・ダイレクト・パブリッシングは海外のAmazonでも売れるので、うまく良いものを届けて、お互い必要なものを交換していくような活動の、一つの足掛かりになればいいなと。スマートフォンやタブレット端末で、ワンクリックでお互いコンテンツが購入できるというのは、やはり大きいですからね。



 『あまちゃん』を観ていた方向けに例えると、東京でどーんと成功者、みたいな感覚もあんまりもうピンとこなくて、時代の次の空気はローカルとか海外とのリンクに移りはじめている気もしているのですね。東京でアイドルとして登っていくことの是は確保しつつも、最先端は「北三陸であまカフェをやる」にあるというか。ネットとも連動させて、実際に海外の方も北三陸を訪れたり、それこそKindleで北三陸発のコンテンツを購入して頂ける、とかですね。物語後半でユイちゃんが、私に会いたい人はそっちが北三陸に来ればいい、みたいなことを言うのですが、あれは「これだ!」と思いましたね。



 ◇◇◇


 と、最近どんな感じかという話でした。


 このブログ的には趣味起業の戸田さんと、個人での小説販売について音声録ったりしたのも(当時の時点で、紙のオリジナル小説書籍をイベントやWEB通販で販売しておりましたので)、もはやゼロ年代(批評とかの世界で、2000年~2009年あたりをこう呼んだりします)の良き思い出、という風情ですが、僕本人としましては2011年~2012年の後半くらいまでは中断しつつも、現在も書き続けておりますので、とりあえず紙だけじゃなくて電子書籍とかも出てきてる世の中、という時間の流れも感じつつ、最近Kindle・ダイレクト・パブリッシングでリリースした電子書籍第二弾にもリンク張っておきますね。


 中編の幻想少女小説。初出は2009年のコミックマーケット77で紙の同人小説として頒布したものですので、紙版で読んだことがあるという方も一定数おられるかと思います。その点は注意です。


 色々と準備していた甲斐もあって、発売初動の10月19日(土)は、Kindleストア「絵本・児童書 > 読み物」カテゴリ(カテゴリはAmazonさんの方で決まるのですね。実際はもう少し文芸小説よりです)で7位を頂いておりました。感謝ですね。


 昔から追ってる「少女性」とか「構造と実存」を、ライトノベルと文芸の境界領域あたりで書いてみた小説ですね。次の活動に続けていく前に、2009年初出のものを、2013年にKindleの電子書籍という最新のものとして出す、という点にコンセプチュアルなものをかけてもみたつもりです。


 興味を持って頂けたましたら、買って頂けたら嬉しいです。



(Kindle実機以外でも、各種スマートフォンやタブレット端末用のKindleアプリをAmazonからダウンロードすることで、お読み頂けるようになります。)



終末の週末/相羽裕司

¥価格不明
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