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小説「極彩色の食卓」のみおさんと対談をした話です。
初めて帯に推薦コメントを書かせて頂いて、ブログで紹介したのが2019年。
画家になるという夢に挫折した美大生の男の子、燕(つばめ)が、かつて一世を風靡した天才女流画家の律子に拾われ、一緒に暮らすことになるところから始まる物語。
絵を描くことにすべての才能を持っていかれて生活力がない律子さんに、簡単な料理なら作れる燕くんが美味しいごはんを作りながら、お互いの秘密、弱みが少しずつ明らかになり、心を開いていくという話です。
出てくる料理が毎回美味しそうで。
挿絵はないんですけど、文字から色や匂いや質感がガンガン伝わります。タイトル通りどれも色鮮やかで、読み終わると綺麗な絵をたくさん観たような感覚になる。
私は普段、こんな綺麗なというか、ちょっとファンタジーっぽい小説を読むことがないねんけど、出てくるご飯の美味しそうさと、優しいキャラクターに巻を重ねるごとにどんどん惹かれていきました。
これは色にさらに音楽が加わってます。最後はホロっとくる幸せな1冊。
そして今回、シリーズ完結編となる3冊目が発売されました。
「極彩色の食卓 ホーム・スイートホーム」
恐縮ながら帯に名前と顔写真を入れて頂いてます。
今度は舞台が瀬戸内の孤島にうつり、海から漂う潮の香りなど、匂いまで加わった1冊です。前作の登場人物がどんどん集まってきて温かい気持ちになる。
この3冊目の発売に伴って、先日、みおさんと初めてお会いしました。
小説ってどうやって書き進めてるのかとか、なんでこの設定にしたのかとか色々伺ったんですけど、面白すぎて話が止まらんかったわ。
みおさんが始めて小説を書いたのは小学生の時だそう。
絵本の「人魚姫」の結末で、泡になって消えてしまうというのがどうしても許せなくて、ハッピーエンドで終わる話に書き換えて遊んでいたらしいです。いわゆる二次創作を子どもの時からやってたなんて。
そういう話も含めつつ、本への思い、料理への思いなど色々伺ってます。また良かったら読んでください。
また1冊目の時から、特設サイトににて、このブログのレシピを使った短い小説、サイドストーリーを書いて下さってて。
今回は冷凍ご飯そのままチンして作るレンジ焼き飯で1話書いて頂いたんで、こちらもお時間あればぜひ。(これまでの話も全部読めます↓)
最後に、「極彩色の食卓」の中から作ったレシピを。
2冊目のカルテットキッチンに出てくる、お店の名物サンドイッチ。カニカマ、チーズ、きゅうり、薄焼き卵が挟まってて、マヨネーズに多めの辛子を塗ってます。食パンは表面にもしっかりバターを塗ってから焼くのが特徴…と書いてたんでその通りに。
後ろは今回のホームスイートホームで燕くんが作った、パックのひき肉をそのまま焼いて、お酢につけたきゅうりと食パンで作ったハンバーガー風。
どっちも簡単ですごく美味しかったです!
料理も楽しめる「極彩色の食卓」、また良かったら読んでみてください。
いつもありがとうございます!
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