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新刊エッセイ本(カラーレシピ付き)「おしゃべりな人見知り」、料理レシピ本大賞2021エッセイ賞を受賞しました。ありがとうございます!

 

 

 

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土曜日はアミナミの運動会でした。

 

2学年ずつ合同で開催されたんで午前と午後2回行ったんですけど、暑くてびっくりしたわ。あっつ!あっつい!ってなった。(油はねてきた時の反応やん)

 

赤ん坊のころから知ってる子たちの成長にいちいち涙する保育園の運動会とは違い、小学校はほぼ知らない子たちが半ば流れ作業的にバンバンスタートし走り去っていくさっぱりしたもんですが、観客に囲まれて背一杯頑張る姿は逞しかったです。

 

走るのが大の苦手な私にしたら「位置について…よーい…」の声だけでもう胸がキュッとなったけどな。「位置についてよーい」って、どれだけ走り速い人であってもやっぱり同じぐらい嫌な言葉なんですかね。それともちょっとワクワクしたりします??あの瞬間ほど一時にドカーンとストレスかかることってなかなか無いぐらいトラウマもんやしもう二度と位置につきたくない。

 

そしてリレーで並んでてバトンが回ってくるときのあの緊張。自分のせいでチームが負けるのが申し訳なさすぎて、どうかダントツのべべでまわってきてくれと強く願ってた。最後バトンゾーンでリードされたら追い付かれへんのも嫌やったわー。むしろバックで迎えにきてほしい

 

でもアミナミは夫の血を引き継いだため走るのは苦手じゃないみたいで、リレーも50m走もダンスもすごく楽しみにしてました。(夫は一年で最も自分が輝ける運動会が楽しみで仕方なかった人)

 

アミは1レースのトップバッターと3レース目のアンカーで2回走ったんですけど(って聞いたらすごい速そうやけど、決してそういうわけではなく人数合わせで)、どっちも思うように結果が出んくて家に帰ってもめちゃくちゃ落ち込んで悔しがってて。

 

大人からしたらほんまに小さいことやし、2回走るだけでも頑張ったし別に普通に速かったし全然ええやん!!誰も気にしてへんわ!!って思ったけど

 

よくよく考えると、そうやんな

 

自分の得意分野でうまく行かんかった時って一気に自信失うやんな。

 

どう頑張っても追いつけない人がいることへの悔しさとか、周りの期待を裏切ってしまったような後ろめたさとか、親にいいとこ見せられなかった悲しさとか、ほんま色んな感情が溢れて自分に期待できなくなって、どこにぶつけたらいいかわからんくなるんですよね。

 

その経験をすることで負けた子の気持ちもわかるし、悔しいって思えることは良いことやし、結果よりも頑張ったことが大事やで、みたいなザ・月並みなこと言うたけど

 

ああ、たぶん数日、数週間、数か月しても寝る前とかふとしたときに思い出してズーン…ってなるんやろうなあ…こんなん、ほんまに小さいことやねんで…って思ったら抱きしめながらこっちが泣きそうになったわ。

 

(と言いつつアミが「インコースから抜くの禁止やのにさ」とか言い出した瞬間に「負けた時に相手の愚痴とか文句言ったらせっかく頑張った自分の価値が下がるで」とかつい説教モードに入ってしまう、ほんまダメ母。友達やったら「うんうん、そうやんな…」って聞けるのに)

 

 

1年生のダンスは楽しそうで可愛いかったし、5年生のフラッグは音楽と調和して力強くて感動したし、みんな誇らしげですごく良かったです。こんだけの人数指導するって先生方絶対大変やろな。

 

私が小学校の頃は運動会の練習って(他の学校もそうやと思いますが)とにかく先生がめちゃくちゃ厳しかった記憶があるわ。昭和の根性論世代やから、当時は厳しい練習を経てこそ感動があると信じて疑わんかったけど。

 

ただ1回だけ「さすがにやりすぎやろ!」と怒りそうになったのが、組立体操の2人組の倒立を全員揃うまで続けさせられた時

 

「倒立ー!(ピッ)」

 

………

 

「ハイ、2組ができませんでした。もう1回。倒立ー!(ピッ)」

 

………

 

「1組落ちました。全員ができるまでやります。はいもう1回…」

 

 

炎天下で10回、20回…延々に終わらない倒立。連帯責任の重圧。

 

やりすぎて疲れてだんだんみんなバタバタ落ちて全然できんくなって、みんな何回も逆さまになって真っ赤になってるのにそれでもまだやらされて。

 

ほんましんど過ぎて吐きそうやったから忘れられへん…とかじゃないんです。


なんと私倒立できへんかったから常に足を持つ側やったんですよね。薄情すぎるやろ。「代わるで」とも言えず心底申し訳なかったし、かがわまきちゃん死にかけてた。

 

あと同じ日やったか、練習中にたまたま運動場の横を通りかかった下の学年の子が「落ちろ!」って冗談で言ったんです。

 

その瞬間熱血先生ブチ切れて「今言うたん誰や!!」とドスのきいた声で叫んで朝礼台降りて練習止めてボコボコにはもちろんしてないけどそのぐらいの勢いで説教して「真剣にやってる6年全員の前で謝れ!!」って詰められてて、ワァ気の毒…って思った記憶もある。こっちは全然ええんやで…って哀れみの目で見てたわ。生類。

 

 

だからナミに「運動会のダンスの練習って先生怖くない?どんな感じで教えてるん?」って聞いてみたら

 

「全然怖くないで。『みんな可愛い~♡(パチパチ) じょうず~!(パチパチ)』て言ってくれるねん」

 

って言うてたわ。めっちゃ楽しんで踊ってた。

 

 

なんにせよ、みんな生き生きしてて良かったです。

 

 

暇を持て余して校庭の隅で夫とかくれんぼするダイチ。(見つかった時の顔。ナスか)←顔関係ない。形状と私の前髪カットのせいや

 

 

夕方から夫が友達とオリックスの試合観にいったんで、帰ってからアミナミダイチ連れて実家行ったんですけど

 

 

完全に6年生に感化されてたわ。

 


そしてみんなが寝静まった頃「優勝しましたー!」とベロベロで帰宅した夫は私に胴上げのシーン見せようとスマホ取り出して


「うーわ動画撮ったと思ったら静止画撮ってた…今から胴上げするぞって集まったところだけ映ってるわ…」と言いながら「はぁ…ご飯食べよ」いうて机にサンドイッチ出して一口も食べず床で寝てました。


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