魔女の宅急便について思ったこといろいろ

きてくださってありがとうございます！

今回前のタイタニックの時みたいに、完全にただの映画の感想なんで観てなかったらスルーしてくださいね！

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新刊エッセイ本（カラーレシピ付き）「おしゃべりな人見知り」、料理レシピ本大賞2021エッセイ賞を受賞しました。ありがとうございます＞＜

syunkon日記　おしゃべりな人見知り [ 山本ゆり ]

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今日「魔女の宅急便」金曜ロードショーでやってたじゃないですか。

これまで何十回も観てて若干見飽きてるぐらいやったのにウルスラをキキと同じ高山みなみさんが演じてたこと知らんかったばかりか、トンボの声と工藤新一の声が同じことも知らんかったし、なによりもあのニシンのパイ一緒に焼いてたピンク色の服のおばあさん、「婆さん！婆さん！」って呼んでたと思ったら「バーサ」って名前やったの衝撃やわ。え、常識なんこれ。ほんまなんにも知らんと観てたわ。

ほんで「このパイ嫌いなのよね」のくだり、何回観ても切ないんですよね。

昔は「キーー嫌な子！」って思ってたけど、大人になって観ると正直な孫のよくある反応やと思うし、腹立つとか全然ないんです。本人の前で言うてへんし。

ただ、おばあさんは孫の喜ぶ顔を思い描いて毎年一生懸命ニシンのパイ焼くんやろうなあと思うとすごい切ないし、いつまでも真実を知りませんようにと願ってしまう。

おばあさんが、ただ私があげるのが楽しみで焼いてるだけやでスタンスやったらいいんですけど、もっと年取ってきて、ほんまに焼くのが大変やのに「あの子が喜ぶから…」と必死にパイを焼いて、おばあさん自身にも負担になってきた時のこととか色々考えると切なくてしんどいから、「あのおばあさん、アニメやから実在せえへんで」と自分に言い聞かせてるわ。

喜ぶと思ってやったことが実は…っていうの、あのウクライナの折り鶴論争とも若干通じる部分あるなと思うんですけど(折った人の気持ちの話だけで言うと)、日常に結構あることやと思うんですね。お姑さんが子どもに服を買ってくるとか、近所の方からのおすそ分け、お土産なんかもあるかもしれんし、お年寄りと若者の関係は特に多い気がする。気持ちはありがたいけど…！っていう。

幼いころ、祖母きよこに勝手に持ち物に名前書かれたり、勝手に小学校の劇で着る衣装を縫われたりしたときに「だから余計なことせんといてや！！」って怒った自分に対してとか色々思って胸がキュッとなるわ。（まあ、同居家族となるとまた違ってきたりしますけどね。ほんまに余計なことしてたしな笑）

このシーンについての宮崎駿監督のコメントの、世間にはよくあることで、そういうのを経験するのが仕事でもあり、そうやって吞み下していかないといけないことは世の中にはいっぱいある、っていうの、すごい納得します。

（ちなみに私は今のところ、相手が善意の場合は喜んで受け取るって決めてます。その後いらないものであれば自分でなんとかするけど、気持ちが嬉しいという意味で相手に嘘はついてない、ということにしてる。内容と関係性、相手の性格によるし、コレが正解かはわからんけど）

このシーンしかり、ウルスラの「描けなくなったときは描いて描いて描きまくる」「それでも描けなかったら描くのをやめる」とか

オソノさんの

「大きな街だからね、色々な人がいるさ」

とか、それこそ

「落ち込んだりもしたけれど、私はげんきです。」

もそうやけど、何気なく聞き流してた色んなセリフやキャッチコピーが今更刺さったりするからジブリ作品ってすごいよなあと思います。

最後余談やけど、小学校の時、私と幼馴染のはまざきまいは当時トンボがタイプじゃなさすぎて、キキがトンボのこと途中で好きになってるの本気で気づかんかったんですよね。

節穴か。

ｰｰｰｰｰｰｰｰーーｰｰｰｰｰｰｰｰ話が変わるよ～んーーーーｰｰｰｰｰｰｰｰ