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余談なんですけど（まだ何も書いてないのにー！）
録画してたタイタニックを今朝観たら１日経つのに余韻から抜け出されへんくて、ふとした時にあの最後の音楽とシーンが頭にブワァ入ってきて涙出るっていう完全にアカン状態になってます。
良い映画とかインパクト強い映画が昔からちょっと苦手というか面倒なことになるのがこれで。上映時間だけじゃなく、その余韻で仕事も手につかなくなったり寝られへんくなくなったりしてしまう。（ほんでTwitterで「タイタニック」で検索して裏話とかメイキング動画とかひたすら観てしまう）
ネタバレになったら申し訳ないんですけど
実はタイタニック号って沈むんですね。（知らなかったらほんと申し訳ない情報なんですが）
実家のビデオで何回も観たから全部のシーン覚えてた今更の映画で、子どもの頃は特に感動もなくて（幼馴染のはまざきまいとネックレス投げるシーンの「ヒャッ…」のとこめっちゃ真似して遊んでたぐらい。「キスええから早く逃げーや！」とかヤジ飛ばしてた）
だからこそあんなふざけたタイタニックレシピとか書けたんやろうと思うけど、今みたらこんなに心に来るかと思うぐらい色んな部分で苦しくなったわ…
あの2人で手を広げる「タイタニックポーズ」に感動したのも今回初めてで。あまりに有名すぎたし、当時は大人2人がはしゃいでるシーンぐらいの、落ちたら怖いなーくらいの感覚で見てたわ。沈没までの僅かな時間をせいぜい楽しみたまえ…って。（悪役の思考か。後半のキャルか）
助からないとわかって子どもを寝かしつけてる母親とか寄り添う老夫婦とかもう。楽団とアンドリューズさんのカッコ良さ…あとほんまに今更すぎるけどレオナルドディカプリオってめっちゃカッコいいな。そしてケイトの美しさ、媚びない強さ…なんて魅力的なんや…
自分やったらどうするやろ。こんな時に人間性が出るし、最後まで落ち着いてできる限り人命救助しようと思うけど、実際は救命胴衣2〜3枚奪ってホイッスル重ね付けして我先に小舟乗ってるかも（最低野郎やないか）。極限の状況なったらあんな紳士的に振舞える自信ないから、声を荒げてたり自分だけ助かろうとしてる人のこと責められへんわ。
最後のローズが馬に乗ってたりする数々の写真と温かいベッドでの眠りでジャックとの約束守ったんや…ってなるところからのタイタニック号の祝福。年を重ねたからといってまったく自分と重ね合わせる経験ないのになんでこんな泣けるんやろ。音楽がまた琴線に触れるんですよね。アミもラストシーン大泣きしてたわ。
でもこの「年を取ると涙腺が緩む」っていうの、人生経験を重ねて感情が豊かになってるからやな・・・と思ってたら、単純に感情を抑制する大脳の中枢の機能が低下した老化現象って聞いたときは愕然としたわ。もうその機能ガバガバやで私。
ってことでほんまは今日レシピ書くつもりやったんですけど、ちょっとまた余裕ができたら書きますね。余談じゃなくってしまったわ。
そういえば大学のでタイタニックをテーマにしてる先生の講義があって。
ちょっと変わった先生で、タイタニックから学ぶ恋愛の心理学みたいな、吊り橋理論とか、階級、身分の差と恋愛感情の話とかそんなんやった気がするけど
「ローズの体重の重さはジャックへの愛の重さを表している」
って話で「いや関係ないやろ！（笑）」と思ったの覚えてるわ。（「このローズが走るシーン見てください。私はこの足音が大好きで…」みたいな、完全にマニアの目線で語ってたわ）
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