きてくださってありがとうございます!

 

 

4月20日に発売します新刊「syunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピ」の表紙と帯ができました。


宝島社さんの辞書にシンプルの文字はない。(カバーの折り返しでも帯の端っこでも、ほんのちょっとでも隙間があれば何か情報を詰め込む精神、嫌いじゃない)

 

中も読むところが本当にたくさんあるんで、レシピ本としてはもちろん、読み物として楽しんで頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。

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まだ完成してませんが、制作の裏話を。

 

今回の本でこだわった部分の1つが

 

倍量で作る場合の加熱時間も記載している

 

という部分なのですが

 

これが

 

もう

 

ほんま

 

なかなかうまくいかなくて。

 

大人しく「同じ分量×2回で作ってください」で終わるべきやったかも・・・と心が折れかけました。

 

倍量だったら単純に倍の加熱時間とは限らない、むしろそうじゃないことが多いんです。

 

1、5倍の時間で火が通るものもあれば、春雨なんかは倍量でも同じゆで時間だったり、レシピによって全然違う。

 

そもそもレンジのレシピで一番悩むのが加熱時間で。

 

フライパンだと「中火で3~4分焼く」と書いても、見ながら調理できるので、2分で焦げたらそこで止めるし、4分で生ならまだ焼くし、火加減やフライパンにもよるからそこまでびびる必要はないんですけど

 

レンジはスイッチ押したら完成まで触れないから絶対に1つの決まった時間を割り出さないといけないあげく、1分間違うと状態が大きく変わってしまう恐怖

 

またフライパンの場合、5分と一応決めて試作して、まだ生だったら「もう1分焼こ」、まだ生だったら「もう1分焼こ」と足していって

 

5分+1分+1分=7分

 

と書けばいいんですが

 

レンジの場合、5分で試作して「まだ生か・・・もう1分」とチンし、「あと少し生・・・もう1分」とチンし、そこで火が通った場合

 

5分+1分+1分=7分

 

にならないから厄介で。7分加熱したら固くなってしまったり、すぐにへそ曲げる面倒な彼女のよう。

 

レンジにもわずかながら予熱、準備運動時間があるんで

 

最初の数十秒はあんまり機能していなかったり、開けて様子をみるうちにお肉の温度も庫内の温度も下がるから、またそこで微妙に変わってくる。

 

だから、「5分+1分+1分 6分?」などメモしておいて、次は6分でやってみる、それでうまくいかなかったらもう1回・・・の繰り返しで

 

今回さらにそれの倍量もいるんでめちゃめちゃ食材使うっていう。同じスーパー毎日行きすぎたら怪しまれるから日々違うスーパーを点々と通ってたわ。(犯罪者か)

 

そして倍量は加熱時間だけじゃなく、水分量も変わるんです。

 

野菜や豆腐から出る水分、お肉から出る油の量が増えることや、1つのボウルにたくさん入る分、煮詰まり具合、水分の蒸発量が変わってくるからなんですが

 

カレーなんかは倍量の場合、水を50~100mlぐらい減らさないとシャバシャバになるし

 

炒め物系は水分が出て味が薄まったり、逆にタレが多すぎてあまったり

 

そこに法則性はないから全品試作が必須で。

 

たとえばこの包丁不要!麻婆豆腐

豆腐1丁、ひき肉120gの普段の分量だと、水の量は100mlなんですが

 

これが倍量になると、豆腐2丁、ひき肉240g、水の量は200ml・・・にしたらしゃばしゃばになるであろうことはなんとなく経験でわかるんで、水を180mlに減らして検証→ハイしゃばしゃば。

 

160mlに減らして記載

 

→まだしゃばしゃば

 

140mlに減らして記載

 

→まだゆるい

 

結果120mlでぴったりやったんですけど、わかるか!ってなったわ。


でも本の制作は試作より文章やコラムや原稿を書く作業が圧倒的に時間かかるんで、もうほんまに間に合わんどうしよう…と思ってたんですが

 

本当にありがたいことに、超強力な助っ人・・・なんておこがましい、私より数倍料理上手で食材にも詳しい栄養士さんはじめ、Nさん含め編集さん、ライターさんまで11人もご協力くださり


私が書いたレシピで本当にうまく作れるかを、手分けして数か月かけて試作してくださって。

 

少しでも疑問が出たものは、もう一度私が試作し直してレシピを出し直すという流れ。


どうしても倍量が美味しくできなかったものははずしたんですが(お菓子はもともと倍量は入れてませんが)、ほぼすべてのレシピにいれることができました。

 

また倍量だけじゃなく、お菓子のレシピなどフラット型でもターンテーブル型でも同じようにうまくできるか、私以外のレンジでもうまくできるかお願いして作って頂いたりなど

 

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


(そして分数が変わったり補足説明が変わるたびに吹き出しから何からデザインを組み直してくださるセンドウダさんがまた神)



そもそもレシピはいろんな条件で変わるから「倍量は目安なのでそれぞれで調節してください」と書けば良かったのかもしれませんが


せっかく作って頂くからには「めっちゃ美味しい」と思ってほしいし


最高のレンジ本を、という全員の熱意がすごいです。

 

 

たくさんの方のおかげで完成に向かっている1冊

 

あと2週間ほどで発売になりますが、どうかよろしくお願い致します・・・・!

 

めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、読んでくださって本当にありがとうございました。

 

原稿はあと2ページ以外出揃ったので、あとはミスがないか血眼で、目をパン祭りの皿のようにして探します!

 

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ここまで読んで下さってありがとうございます!

 

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