きてくださってありがとうございます!
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【4月7日、新刊を発売しました】
syunkonカフェごはん めんどくさくない献立 (e-MOOK)
734円
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新刊の「めんどくさくない献立」(略して「めんどくさ献立」「めんど」)が発売して2ヶ月ちょっと経ちまして
色々感想を頂いたり、「肉と卵のいりつけ作りました」「最初の献立そのまま作りました」などコメントも頂いて、すごく嬉しく思っています。
ちょっとまた面倒くさいこと語りだしますが
レシピ本、料理本について思うことを。
ーーーーーー長いんで、興味のない方は引き返してくださいーーーーーーーーー
料理本って、作りやすい、おいしい、実用的
というのは大前提として、その前段階が大事だと個人的に思っていて。
そもそも「おいしい」まで行ってくださる人というのはなかなかいないと思うんです。
本を買ったらレシピが作ってもらえるというのは思い上がりで、100人が本を買ったら、その中で実際に1品でも作る人は20人もいないんじゃないかと。(自分がまさにそうで、どれだけ本を買っても作らないことがほとんどで、1~2品作れば大満足)
「作ってみたい」と「実際に作る」の間には高い壁がある。
だから実際に行動にうつしたくなるしかけを随所にちりばめる必要があって
それが材料の工夫だったり、レシピの書き方だったり、コメントだったり見やすさだったりそれぞれあるわけですが
何かキッカケがあって初めて人は実際「作る」という行為に踏み出すんですよね。
そしてようやくたどりついた最初の1品に選ばれたものが、たまたまややこしくて失敗してしまったり、そこまで美味しくなかったりしたら
残りの150品以上は全部もっと簡単でもっと美味しくても、「ああ、この本アカンわ」と思われて、二度と作らなくなるから
絶対に端から端まで、背景にぼんやりとうつる副菜まで、ちゃんと美味しいレシピにしないといけないなと思う。(いや、当たり前田のしっとりバウムクーヘンですけど)←勝手に新商品出しなさんな
もちろん味の好みや、調味料をどこまで許すかみたいな基準は人それぞれなので、そこが違ったらしょうがないんですけどね。
でもそれと同じぐらい、個人的に大事にしたいなと思うのが
「観ているだけで楽しい」「持っているだけで気分があがる」っていう部分です。
特に私は料理の先生じゃないから、料理の基礎知識や技術みたいなのも全然ないんで、本として手元に置いておく価値はそこにあるのかなあと。
ただレシピが知りたい、料理が作りたいだけならネットで検索したらいいけれども
本って色んな文字があってデザインもあって、章ごとに違う色があったり、めくっていく順番も考えてある、1つの娯楽というか作品みたいな(そんな大したもんちゃうけども)、そんな物だったりするじゃないですか。
CDやアルバムも、入ってる曲が聴きたいというのに加えて、CDそのものに価値があるじゃないですか。
曲の順番、歌詞カード、ジャケットだったり、無料でダウンロードして聴けるとしても買いたくなる何か。CDをたくさん持っている、CDを買う自分が好きというのもまた1つの価値だったり。(全然関係ないけど、昔、CD舐めただけで何の曲が入ってるか当てられる能力のある人がテレビで出てたんですけどご存知ないですかね。これただの手品やったんかな)
まあCDの場合は、その人物やバンドを応援しているから買う(推しにはお金をおとす)っていうのが大きいだろうからまたちょっと料理本とは違うんですけどね。でも商品そのもの、もしくは買うという行為に自分の中で価値があるから買うわけで。
「1品も作ってないけど買って良かった」と思ってもらえる本。
「いざとなったらこれがある」と思ってもらえる本。(いざが一生こなくても別にいい)
「買って満足」って、むしろ褒め言葉じゃないかとすら思う。作ってないのに満足してもらえてるなんて。
読むだけで満足⇒実際に作ってみる⇒美味しい
この3段階が全部あってはじめて書店に置いてもらえる、お金を出して買ってもらえる本になるんだろうなあー
と
そんなふうなことを
語るようになったら
もう年かもわからんね。(誰このおじさん)
いや、自分の本に対してそう思ってもらえたかどうか不安で毎回吐きそうなんですわ。ほんと買ってくださったかたありがとうございます。いますぐ脚と肩をマッサージして差し上げたい。(なんのサービスやねん気持ち悪い)
本を買わなくても、ブログでこれから先も新作レシピをどんどん載せたいと思っているし
特に好きなレシピは無料で観られるブログに載せたいと思ってるんですが
それでもお金を出してわざわざ買って下さった方には
「おおー!!こうきたか!!買ってよかった!」
と思ってもらいたいと、いつもみんなで話し合いながら作ってます。
なので、良かったと言ってもらえた時にホッとするし、ブログに載ってないレシピで「これが好き」とか言われた時はめちゃくちゃ嬉しく思うし(CDでいうとシングル曲じゃないやつみたいな)、実用書ですらないエッセイ本が好きなんて言われた日にゃあ最高に嬉しい。
本当に、いつもありがとうございます。
と
この蒸し暑い時に、熱くて鬱陶しい気持ちを書いてみました。
なんもないタイミングで突然どうしたんって感じですけど、なんか突然言いたくなって
思い立ったが吉日!と
書いて消して書いて消して、途中まで書いて保存して何日も寝かしてたものを引っ張り出して書きました。(全然吉日ちゃうやないか)
読んで下さってありがとうございました。
ドロンします。
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以下、著書です。
syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ (扶桑社ムック)
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