きてくださってありがとうございます!



フリーター家を買う。みたいに書きましたが(きよこ、部活やめて老人ホーム入るってよ!)


今日の話は、人によっては、もしかしたら不快に感じてしまうかもしれないんで


興味がない方は、スルーして頂けると嬉しいです。

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最近ブログを見にきてくださった人には「何の話やねん」ですが


昨日、祖母きよこ(96)が、昨日、特別養護老人ホームに入居しました。


数年前から要介護5になり、耳もほとんど聴こえず、ほぼ寝たきりの状態になってからも


ずっと母と姉が自宅で介護をしていて(昼はデイケアセンターで、月の半分はショートステイ)


母は死ぬまで家で看るつもりだったみたいなんですが


きよこが去年の1年間で20kg痩せまして。


チアシードで。(オシャレか。ストイックすぎるわ)


いや、5月ぐらいから食事量が一気に減って、固形物を食べられなくなったんです。


むしろ95歳で20kg痩せても元気に生きてられるぐらいふっくらしてたほうが驚きなんですけどね。歯もないのに。歯は70代ぐらいからないけど。(歯茎が歯並みに強化されてた)


ほんで1年で3回ほど倒れて救急車で運ばれました。



毎回「覚悟してください」と言われ、家族は涙してたんですが


毎回回復。(アメリカ映画のゾンビか)←こういうの身内だとしても言ったあかんやつやで


ただ、回復しても、もう口からは何も食べられないだろうと言われました。


これが老衰なのかも・・・と覚悟して、泣いていたんですが


毎回回復


母と姉とヘルパーさんが、手を替え品を替え、スプーン10個ぐらい変えつつ1時間以上かけて食事介護を続けていたら、またもりもり食べるようになりました。


はじめてナミを連れて行った時きよこの食事中やったんですけど、ものすごい勢いで口開けてきたからな。(きよこ、それはまんじゅうやない。ひ孫や)


「いやーあの時はさすがにびっくりしましたね。食べられる・・・!!って。」(byナミ)

でも3回目の入院の時に(脳卒中だったんですけど)、さすがにもう、自宅で看るのは難しいということになりました。


今まで何年も見て下さってたデイケアセンターさんが、もし退院できても、もう重度なので看られないということになり


母も週5~6のフルタイムで働いてるんで、かなり疲れてるし


自宅やったら何かあった時の対応も遅れるし、おばあちゃんにとってもよくないんじゃないかと。



母は、「老人ホームにいれるって、全然いいのはわかってるけど、家族がいるのにおばあちゃんを捨てたみたいで・・・」と落ち込んでたんですけど


介護士さんも病院の先生も、むしろ今まで自宅で看ていたことにびっくりしていて

「いや、そうじゃない。きよこさんのためにも、ご家族のためにも、そのほうがいいんですよ。」と言って下さって(母も、これ以上看るのはもしかしたら家族の自己満足かもしれんなあと)


入院中、色んなところをあたっていたら、めちゃくちゃラッキーなことにたまたま特養に空きが出て、入れることになりました。



昨日退院して入居する日だったんで、母と荷物を持って行ったんですけど


ほんまに雰囲気がいいところで。


みんな楽しそうにテレビ観ながらベラベラしゃべってたし、レクリエーションとかゲーム大会とかいっぱいあって、食事もやたらおいしそうで、ヘルパーさんもみんな優しくて明るくて


もうちょっと元気な時にもし来てたら、もしかしたらもっと元気になっていたんじゃないか・・・とちょっと思った。(本人が数年前、まだ自宅がいいって言ってたからもちろんそのほうが良かったんやろうけど)



ヘルパーさんが、「これ、前他の人が使ってたんですけど空いたんで使って下さいねー」と


洋服をいれるタンス(キャスターつきの半透明の引き出しのあれ)を持ってきてくださったんですけど


母が「おばあちゃんのために新しい服とかタンスとかいっぱい買おう」って言ってたわ。


もうおばあちゃんなんもわからんし、借りたらええやんと思ってしまいそうやけど


絶対母はそうしないやろうし


それはきよこのためでもあり、自分のためでもあると思う。何かあったときにどこまで後悔なくいられるかっていう。



介護って本当に難しいと思います。


どれだけやっても良くなることはなくて、感謝もされず、時には疎まれ、でも楽になりたいとか、早く終わって欲しいと思うことはイコール身内の死を望むことになるという葛藤。


実は全部聴こえてて、全部わかってる気がするし。


ヘルパーさんとか介護士さん、心の底から尊敬します。


「他人だからできるんです」ってよく言われますが、他人でも仕事でも絶対誰でもできるものじゃないし、その職業を選ばれたことがもう、本当にすごいと思う。保育士さんもやけど。お医者さんもやけど。


パイロットもやけど(全部か)



最後にヘルパーさんが「こんなことしてほしいとかありますか?どんなきよこさんになってほしいとか・・・」と聞いてくださって。


母は「いやもう、ただ刺激があるだけで十分です」って言ってたけど


私はもう1回だけでも笑ってるところか、声出してるところが見たいなと


「味噌汁炊いたよー!」が聞きたいなと、贅沢やけど思ってしまった。ちょうど休みの日の朝のように。(⇒過去記事参照



ってなんかしんみりしてるけど


まだまだこれからなんですけどね。


ほんできよこ前よりちょっと若返ってたしな。このまま100まで長生きしてほしいわ。



よりあえずうちの家から近いんで、頻繁に顔を出せたらと思ってます。

この笑顔を届けに。(歯の無い笑顔がそっくり)



身内の個人的なことをこんな赤裸々に書いて


色々どうやねんとも思いますが(特養とかずっと入居待ちの人もいるのに、配慮が足りなかったらすみません)


これまでも色々書いてきたし、きよこも許してくれると思うんで、温かく見守って頂けると嬉しいです。



またなんかあったら書きます!


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